- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094681
作品紹介・あらすじ
TED 630万ビュー突破!
NHK「スーパープレゼンテーション」で放送
・生涯賃金やパーソナリティーが決まる。
・将来のパートナーに出会う。
・人生を決定づける出来事が起こる。
→ほぼすべて20代! !
仕事選びと生涯賃金、出会いと結婚、脳と肉体の成熟――どれも20代の10年間がカギであることを知っていますか? 世界的に注目を集める心理学者が、日々のカウンセリングで接する若者たちの生の声をもとに、最新の心理学・社会学・脳科学などの成果を交えながら、一生を決定づける10年間の過ごし方を徹底指南。悔いのない人生を送りたいすべての人に捧げる1冊。
巻末解説/幅崎麻紀子(筑波大学准教授)
感想・レビュー・書評
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明治薬科大学図書館 ベストリーダー2022 10位
https://kensaku.my-pharm.ac.jp/opac/volume/264924 -
臨床心理士のメグ・ジェイによる、自身の臨床経験と理論・統計的バックグラウンドを基にした啓発本。20代はその後の人生を方向付ける重要な時期だから、人生設計をして行動を起こすよう、実際のカウンセリングの例を挙げて説明している。読者は、現在の行動が将来を左右する事実をまじめに捉え直し、行動に移さないリスクと、行動に移した場合のベネフィットを具体的にイメージすることができるようになる。
本書のメッセージは「20代の行動が人生全体に影響を与えることを認識し、行動に移せ」ということにつきる。20代の行動とは、例えば人生設計、仕事のためのスキル習得、真剣な恋愛・結婚、そして子どもを持つ時期(または持たない)を決めることなど。人生全体に影響を与えるのは、20代で行動したことが、30代やそれ以降人生を決めるからである。このメッセージを本書で20代を飛行機に例える一節が分かりやすい。
「ニューヨークを離陸した飛行機はどこか西へと向かっている。離陸直後は針路をわずかに変えるだけで、シアトルに着いたり、サンディエゴに着いたりできる。しかし、いったんサンディエゴ近くまできたら、北西に針路を変えるには大きい迂回をせまられ、大変だ」(序 現在を生きる より)
ジェイは「20代は遊んでいてもいい」「無計画でも大丈夫」「人生のイベントは30代や40代でも取り戻せる」と思わせる社会の風潮に警鐘を鳴らす。例えば、メディアやセレブリティの中では、フリーター、カジュアルな恋愛、晩婚、40代での出産などが一般的なことと描かれることがあるし、それはそれで良いが、他方で人生の簡単ではない側面も知るべきだという。例えば、20代でスキルを身に付けなければその後も安定した職を得られず幸福度が低くなったり、パーソナリティの合う人と安定した人間関係やパートナーを見つけなければ無駄な時間を使ってしまったり、40代での出産は確率が下がったりリスクも伴ったりすることだ。
私もこれを読んで、人生の重要な決定を先延ばしにせず前向きに行動していこうと思った。本書にも色々先延ばしにしてしまう迷える20代と、彼らがカウンセリングを経て行動を起こすことを前向きに捉え直す様子が多数描かれており、重ね合わせて読むことができた。仕事、恋愛、そのほかの人生設計など、行動に移していければと思う。 -
2022/7/28-8/1
「」の箇所は基本的に読み飛ばした。
30代に入ってから読み直したら後悔しそうな1冊。
20代のうちにもう1回読んでおきたい。 -
何かを始めるのに遅すぎるということは無いという言葉は何もしてこなかった人には勇気を与えてくれる言葉ですが、何をするにも早くから行動するに越した事は無いです。
「人生において、余っている時間なんて無い。」人生の大切な決断を後回しにして、今、行動を起こさなければ、将来、自分が成したかった事が何一つ出来ていない人間になりますよね。
30代の私にも気付きを与えてくれる素敵な一冊です。 -
今僕は25歳。人生を逆算して最近焦っていたところ、まさにそんな僕に必要なことがたくさん書かれていた。まずは、ライフプランを立てようと思う。
20代は本当にボーッとしてたら終わってしまう。日々の繰り返しに身をまかせるのではなく、積極的に行動していきたい。
2021.11.14 再読
第一部の仕事についてを読み返して、グサグサと刺さった。
アイデンティティに悩んで、何もやらずに考えるのではなくて、何か仕事を始めてみて、アイデンティティを作っていく。何かを始めてしまうと、他の選択肢を全て放棄したことになるかもしれないという不安はとても共感する。ただ、何も初めてない状態でいることが全ての可能性を持っているということではないのだ。仕事を決めることは終わりではなくて、キャリアの始まりなのだ。
人と違うことをアイデンティティとするのではなくて、自分のやりたいことを見つけてそこに向かうことをアイデンティティとしていくのだ。 -
今年で社会人2年目の25歳女子。大学院卒業するまでは、やりたいことができている自分に満足していて、社会に出ることにも期待で胸がいっぱいでした。社会に出ると、周りはもう結婚していたり、子どもが産まれたり、、、。自分は人よりも長く学生していた分仕方ないと言い聞かせて来たけど、やっぱり違う。そうだとしても、期限を延ばしたらダメだ。私も思い描くハッピーエンドから逆算して人生の設計をしなければと強く考えさせられた。今、この本に出会えて本当によかった。
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人生設計、人生計画について、考えさせられる本。
そう遠くない将来の事、仕事についてや、結婚について真剣に考えようと思いました。 -
すでに30代なので、20代の過ごしてきた過去のチェック的な視点で読みました。
アイデンティティの形成、仕事の成功、人生のパートナー探し、様々なことが起こる20代。
その中でパーソナリティが形成され、脳の成長もピークに達する。
大きなチャンスが到来するのもこの年代。
それにいかに乗るかが人生を決めます。
20代で全て決まるとは思わないけど、いろんなことを学べて、可能性が1番大きい年代であることはよく理解できました。
10代、20代は必読。 -
自分の気持ちを代弁してくれるような本でした。
最近、「いつかきっと...」という気持ちで生きていたので、それは「今」できないことなのか、今一度考え直したいです。
著者の経験をもとに書かれているので説得力はありますし、勉強になります。
ただ、これを鵜呑みにするのもどうかなと思いました。
特に結婚や妊娠、出産の部分は...。