- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152095138
作品紹介・あらすじ
生物が地球にあふれているのはなぜか。一見のんびりした進化というプロセスの真の威力と意味を説くドーキンスの講義を、『知の逆転』の吉成氏の翻訳・インタビューと、満載の図版でお楽しみあれ
感想・レビュー・書評
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今から30年ほど前に行われたドーキンスの講演録である。
地球上のあらゆる動物の存在理由は遺伝子の複製であり、進化とはその複製過程で生じた突然変異が生存に有利に働いた場合に次の世代に受け継がれる、という営みが数千数万世代繰り返されて漸進的に達成される。
私たち人間が精々100年程度の時間感覚しか持ち得ないため、数億年をかけて実現される進化の過程にピンとこないのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.7.2 期限7/162015.7.11 返却7/12
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ドーキンスの魅力が詰まった講演記録。
他のも読みます。 -
文系脳の私でも読めた科学の本であり、この世界や生き物をできるだけ理解しようと、前向きになれる一冊。
この本は、リチャード・ドーキンスが91年に行った子どもたち向けの「進化」についての講義を書籍化したもの。子どもたち向けなので、難しい数式とか図とかは一切出てこないし、わかりやすい例えや図で文系脳の私でも苦なく読めた。
読んでいると、自分という存在を俯瞰しすぎて不思議な感覚に陥る。
太陽系が終焉するといわれる2億世紀の中のいち部分を生きている自分、デザインされたように見えるけど、進化の結果として生まれた自分、共通のDNAをもつすべての生命の中の一種としての自分。スケールの大きさにも気が遠くなるが、そんな世界を解き明かせる科学の力に驚かされる。
そして、科学は、世界や生物に対しての素晴らしさを教えてくれる。進化を経た今を生きていることの貴重さと一緒に、何か温かい気持ちになる。
古賀史健さんの書く人の教科書を読んでから、「一冊の本を読むように世界を読む」ことを意識しているが、それを更に後押ししてくれるような本だった。 -
ドーキンス博士のクリスマスレクチャー「Growing Up in the Universe」を書籍化した一冊。
講義の内容をそっくりそのまま書籍に落とした感じなのでライブ感を感じれる一方、ストレートに諸々のエッセンスを吸収するのはかなり大変だった...。(自身がエッセンスを本当に理解できたかは謎です...。内容も簡単そうで簡単じゃなかった。)
本講義はYoutubeで観覧できたりするので(2019年11月時点)、1H×5setとヘビーであるが、後でじっくり鑑賞予定です。 -
元は講義なので非常に平易。
この講義を実際に聞きたかった。
出張の1日目の午後で読み終わってしまった。
後2日、何か買わないと・・・ -
サイエンス
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1991年にThe Royal Institution of Great Britain(英国王立研究所)で行われたクリスマス・レクチャーを編集、翻訳したもの。新たに追加されたインタビュー以外に目新しい内容はなかったが、ロンドンまで行くのはともかく、翌年夏に東京と仙台でこの実演付きの講演を再現した「英国科学実験講座」は、実際に聞いてみたかった。2015年3月8日付け読売新聞書評欄。
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ちょっと物足りなかったかな(^_^*)
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『利己的な遺伝子』が読むのがしんどかったため、
こちらを購読。理解しやすい