その食べ物、偽物です! ――安心・安全のために知っておきたいこと

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096999

作品紹介・あらすじ

粉チーズに木材パルプを混ぜて売られていた!? 輸入魚は要注意! アメリカ産の神戸牛? 法のグレーゾーンで作られる偽装食品はこんなにたくさんあった。日本も決して他人事ではない。世界中を食べ歩くジャーナリストが偽装の実態を暴き、本物を選べる知恵を伝授。

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/692774

  • ふむ

  • 題名そのものです。
    有名ロブスターチェーンの「ロブスター」はどこのものなのか。

    「明石のたこ」と同じで、イメージと食材そのものの善し悪しがリンクしていないことは大人なら誰でも知っている事実です。
    でも、それなのに。
    なんとなく、「〇〇産」とかかれていると、いいもののような気がして買ってしまう。「〇〇」を大事にしている人々の苦労や、それを守るためのコストを負担することなく、なんとなくよさそう、というイメージだけにお金を払ってしまうこと。

    そういう消費者こそが、本物を偽物で駆逐することを助長しかねない存在です。

    だまされたとか虚偽表示だとかで被害者の立場にたつのではなく、
    正しく表示された、正しく供給される食べ物を選んでいくこと。
    それは、家庭で教えるしかない現実だと思います。

  • パルミジャーノ・レッジャーノは産地が決まっている。その他の場所でできたものは偽物。

    偽物の種類=全くの別物、合法またはグレーゾーン。
    名声にタダ乗り=コーベビーフ

    アラスカ産サーモンはすばらしい
    エビは養殖は危険、天然エビはOK。
    白身の魚は何かよくわからない。

    ホタテは混ぜものが多い。ドライホタテは本物なら見が縮まない。

    国産(アメリカ産)、天然物、を買う。
    フレッシュ、ナチュラル、オーガニックには意味はない。
    大規模店は安全。

    オリーブオイルはイタリア産を買う。エクストラヴァージンオイルのみ。オーストラリア産とチリ産。
    ファースト、コールドプレス、は意味はない。

    アメリカのコーベビーフはほとんど偽物。アメリカンスタイルコーベビーフ、など。
    ワギュウと和牛の違い。ワギュウは法的意味はない。

    シャンパンは製造方法が細かく規定されている。

    スコッチは法律で、スコットランド以外のものをスコッチと呼んではいけない。したがってスコッチは本物。
    シングルモルト、シングルグレーン、ブレンデッドがある。ほとんどはブレンデッド。スコッチのビンテージイヤーはワインと違ってうまいとは限らない。

    ワインのメリタージュ=混ぜたもの。新しいブランドが生まれた。

    牧草牛はすべて牧草で育てたか。脂肪分が少なく味は劣る。

    抗生物質は80%以上は人間に使われていない。
    ホルモンやステロイドは豚や鳥では禁止されている。
    ニュージーランド産ラム肉は、牧草のみで育っている。

  • ブランドには偽物がつきもの。ファッションでは当たり前のことだが、食べ物となると見落としがちなところ。一度本物を食べる。その後、偽物でも美味しく感じるのであれば、フェアトレードの問題でない限りは別にそれでもいいのかなとは思う。日本では今のところ、偽物とは言っても健康に害を及ぼすほどひどいものはほとんどないので。

  • 主に米国の話なのだけれど、読んでいると、怒りを通り越してあきれてしまう。日本も、米国よりは少しはましなのだろうけれど、同様に気を付けたほうがよいと思う。

    パッケージに書かれた文字が意味のあるものか、写真が中身を適切に表しているのか、印象だけで判断すると痛い目に合う。

    米国農務省やFDA(アメリカ食品医薬品局)は、消費者を危険や不正、不利益から守るという気がないというのが衝撃だった。おそらく、利益しか考えない大企業によるロビー活動の成果なのだろう。お見事!

    牛肉やハチミツなどに関する中国製品の状況が出てくる。中国だから、というのは考えないつもりでいるが、過去の事件を見ると「彼らは利益のためならなんでもやる」という認識があるので、さもありなんと思う。食品についは、一度間違うと命や長期的な健康にかかわるので、意識して選択したほうがよいと考える。

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