アブソルート・コールド

著者 :
  • 早川書房
3.33
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本棚登録 : 81
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152102355

作品紹介・あらすじ

K県見幸市を統治する佐久間種苗を襲った細菌テロは、100名超の研究員を殺害する。事件を追う高層民のコチ、国境警備隊の来未、元刑事の尾藤の前に立ち塞がる「アブソルート・コールド」とは?『プラ・バロック』の著者が、令和日本に放つサイバーパンク巨篇

感想・レビュー・書評

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  • 読書備忘録787号。
    ★★。

    うんうん、久々に読み終わるのがしんどかった。笑
    主人公たちも魅力的だし、世界観にワクワクしたけど、ストーリーの中途半端感が半端なかった。どうしたいの?もうちょっと振り切って欲しかった。
    でなければ、続編が出ないとこの作品では結論になっていない。
    見幸市の独立性は?佐久間種苗はどこを目指す?叶県は何がしたい?
    生物学的な人間と、電子化された人々、人工知能はどう共存していくの?
    まあちょっとだけ恋愛味付けもあったことで、ぎりぎり★2つ。個人的に。
    サイバーパンクの世界で理解し難い。
    世界の解説と用語集を巻頭につけてくれないとZZIにはきつい。
    アニメにしてくれ。そしたら観る。
    というとこで、公式あらすじで備忘録は終わらす!
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    生命工学と情報技術を独占して見幸(ミユキ)市を統治する大企業・佐久間種苗を襲った細菌テロは、百名超の研究員を殺害する。市境警備隊から微細走査官に異動した来未由(クルミヨシ)は、ABID(アブイド)(アブソルート・ブラック・インターフェイス・デバイス)によって遺体の心象空間を走査、事件直後の現場の様子を調査していく。また佐久間種苗の内情を探る元刑事の尾藤(ビトー)は、テロの背景に人工知能にまつわる機密の存在を知る。一方、高層民の少女コチが所属する電気連合組合から命じられたのは、テロで命を落とした組合員から或る記憶装置(メモリ)を回収することだった。『プラ・バロック』『躯体上の翼』の著者が、令和日本に放つサイバーパンク巨篇。
    ----------------
    いじょ~!

  • AIが支配する荒廃した未来を舞台にした長篇SF。
    見幸市を牛耳る大企業でAIの開発元でもある佐久間種苗をバイオテロが襲う。死者の記憶を走査する技術・ABIDの捜査官に任命された来未は、身元引受人のコチが遺体から何かを取り出すのを目撃する。参考人としてコチを追った来未だが謎の狙撃者に襲われ、コチは負傷してしまう……。
    サイバーパンクの深化系とも言える作品で、AIやらサイボーグやらといったガジェットがてんこ盛りだ。キャラクターの心理が今一つ理解できない部分もあったが、なかなかスリリングな展開で愉しめた。

  • 2024-01-16
    普通に面白かったが、視点が多すぎてとっちらかった印象。肝心の技術が単なる小道具になっていて、そこからの発展がないのが残念。
    攻殻機動隊みたいにアニメにするといいかも。

  • AIと人間、ABID、死後の脳内を見る技術等、好みの設定な筈なのですが、なぜか消化不良。
    ストーリー自体はもっと振り切ってしまった方が好みでした。

    百が完全体になる話なのか、死後の電子の世界を目指したのか。
    読みが浅かったのが原因なのかな。

    サイバーパンクの世界を文字で魅せるのは心地よかったです。

  • 世界観に入るまで時間かかったが、その後は没入!ラストも良い

  • ハーモニーにも似たサイバーな世界観が相変わらずで好みです

    個人的には物理世界が好きなのですが

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