そこに音楽があった 楽都仙台と東日本大震災 (文藝春秋企画出版)
- 文藝春秋企画出版部 (2016年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784160088825
作品紹介・あらすじ
「音楽の都」仙台、知られざる復興の記録。そこに音楽があったから、立ち上がることができた――。仙台フィル、八軒中学吹奏楽・合唱部、小山実稚恵、MONKEY MAJIKなど演奏者、被災者の双方に丹念な取材を重ね、音楽が持つ力を見事に実証。今後の文化行政に一石を投じる、渾身のノンフィクション。〈目次〉第一章 明日という日があるかぎり――仙台市立八軒中学校吹奏楽・合唱部第二章 鎮魂のために奏でる――仙台フィルハーモニー管弦楽団第三章 余震の絶えぬ街角、そして被災地へ――仙台フィル・街角コンサート第四章 音楽家たちの試行錯誤――MONKEY MAJIK / 小山実稚恵さん第五章「楽都仙台」の多彩な顔――定禅寺ストリートジャズフェスティバルや仙台国際音楽コンクールなど市民がつくる音楽祭第六章 「音楽の力」はあるのか――とっておきの音楽祭など第七章 未来へ――みやぎの「花は咲く」合唱団 / 小田和正さん
感想・レビュー・書評
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そこに音楽があったから、立ち上がることができた――。仙台フィル、八軒中学吹奏楽・合唱部、小山実稚恵、MONKEY MAJIKなど演奏者、被災者の双方に丹念な取材を重ね、音楽が持つ力を見事に実証。今後の文化行政に一石を投じる、渾身のノンフィクション。(出版社HPより)
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いつからだろう
音楽を聴くことが特別になってしまったのは
いつからだろう
音楽を奏でる者と聴かされる者に分断されてしまったのは
いつからだろう
音楽を高尚なモノであると片づけられてしまったのは
いつからだろう
音楽は自粛されるべきものであるのだと言われてしまったのは
ようやく
音楽が戻ってきた
ようやく
音楽は奏でる者と聴く者とは同じ立場で
一緒に創り上げていくものだと認識されるようになった
「音楽は生きるために必要じゃないけれど、音楽がなければ生きてこれなかったと思う」
まったく、その通りですね。