- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163209609
作品紹介・あらすじ
望んでも産めない女。子供を奪われた女。母親になれないのに執着する女。三人の女たちの情念が交錯する傑作サスペンス。第19回サントリーミステリー大賞受賞作。読者賞ダブル受賞。
感想・レビュー・書評
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旧家に嫁いで、不妊治療を受けても子供が出来ない夫婦。親戚からも自分のところから養子を出すと迫られる。
夫婦が選んだ方法はありがちなものだった。
ところがその後は興味深い展開で、思いがけないラストを迎える。
後半の展開で★四つ。 -
設定に無理がある部分もあったけど、田舎の旧家ってこんな感じなのかな~としんみり…
周囲のプレッシャーに狂っていく不妊夫婦の様子には鬼気迫る物がありました。 -
#読了。旧家に嫁いだ美津子だが、長年子供に恵まれない。姑や親戚からのプレッシャーに追い詰められた夫婦が取る行動とは?前半の圧迫感から比べると、後半は失速した感あり。もっと追いつめてもよかったのでは。脇のキャラクター潤子でも1作出来るのでは?と思えるほどいい味を出していた。
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タイトル通りの物語。
人物達が等身大で醜く浅ましい。
そして女性特有の子供を持つことで自身の幸福度や妻の役目など、同じ女性として読んでいて苦々しくなる。
子供を持つ事に執着するのは、清らかな母性愛からくるものなのか。
優しさも厳しさも紙一重なら、この物語は母性愛と執着も紙一重で、安易にこの物語の登場人物達を非難できないのだと思う。 -
「BOOK」データベースの紹介を読んでようやくあらすじを思い出す程度の作品。ミステリーなのでついつい読んでしまうが、読み終わると「面白かった」とか「この人の他の作品がみたい」とかは思わない。
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サントリーミステリー大賞・読者賞(2002/19回)
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2011年7月12日(火)、読了。
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良い子に育つといいんだけど
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裏表紙の説明を読んで期待した内容と離れていて残念。ミステリーという感じではなかった。ラストもなんだかなぁという感じ。