電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉

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  • 文藝春秋
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163223902

感想・レビュー・書評

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  • 1章目の東口ラーメンラインがとても良かった
    2章目のワルツ・フォー・ベビーも、少し考えさせられる部分もあったがいいお話だった
    そして...
    3章目あたりから内容が怪しくなりはじめ、何とかギリだった黒いフードの夜
    4章目については思い出したくもない
    高校時代・大学時代の青春ストーリーなら1・2章の繰り返しでいいのかもしれないが、IWGPには毒が必要なのかな?
    IWGPファンはこの毒をどう捉えているのか?そもそも望んでいるのか?是非聞いてみたい。

  • 時代が若干古いが今読んでも楽しめる。
    タイトルにもなっている最終話はちょっと異色。

  • まことええやつ
    一話一話が短くて読みやすい

  • 何者かに息子を殺害された老タクシー運転手の心の痛みが、ジャズの哀調にのって語られる作品など四篇収録。
    (アマゾンより引用)

    最後の話、怖い

  • 勧善懲悪系のお話は水戸黄門に例えられることが多い。
    何かトラブルに巻き込まれた人が黄門様(マコト)の前に現れる。黄門様(マコト)は助さん角さん(タカシとサル)を使って悪いやつらを成敗。めでたしめでたし。

    IWGPシリーズもほぼ水戸黄門スタイルで、悪いやつから弱者を救っていくんだけど、あまりにも同じパターンが続くと読んでて不安になる。序盤で結末が見えてる場合も多いし。
    でも、この本で4作目。2019年2月の時点では14作出てるらしい。すごいな。ドラクエよりいっぱい出てる。
    14作のうち、どのくらいの話が水戸黄門なのか検証するのもアリかもしれない。
    この本では『ワルツ・フォー・ベビー』が黄門様じゃなかったし、変化球も色々あるんだろうな。

  • ツインタワーのふたりのラーメン屋さんの話に和んだ。あずみの虐待の描写は、作者さんの他の著作「北斗」にも酷似したものが出ていて、うわあ…ってなった。ビルマ人の男の子の話と、SMクラブの話は、拷問の描写が本気で怖かった。

  • 潜りの少年デリヘル、芸術劇場裏の通り魔殺人、謎の人体損壊DVD…ストリートの危険な青春を、光速の切れ味で描く。新世代ミステリー。

  • ちょっと前作から間が空いてしまいましたが大好きなシリーズを読み返そうということで引き続き。
    「東口ラーメンライン」…読んでるとラーメンが食べたくなってしまうお話。ツインタワー1号2号の小倉保・実のラーメン屋、七生が何者かによって嫌がらせを受ける。ゼロワンも出てくる。ツインタワーとあずみの三角関係がちょっと微笑ましい。最初のお話には丁度いい、割とさくっと終わるお話。
    「ワルツ・フォー・ベビー」…ガードレールや電柱に針金なんかでとめられたしおれた花束。そこから始まるか、と最初から切なくてもっていかれた。お話は本当に悲しくて切ない。本当にこれでよかったのか、それは誰にも分からないけど、父として、そうするしかなかったんだよね。年の瀬の悲しいお話。
    「黒いフードの夜」…ビルマ人のサヤー。また吉岡さんがいい味だしてる。あとラジオも登場、映像作成に協力してくれる。お話の終わり方がすごく爽やかでぽかぽかした春の暖かい日差しが目に浮かんでくる、ほっこりする終わり方。すごく好き。
    「電子の星」…肉体損壊ショー。マコトがまさかショーに潜入するなんて。怖いけどハラハラドキドキ。サルとギンジの協力も素敵。夏の爽やかな戦いのお話。

  • 電子の星はこのシリーズで
    一番好きな話です。
    表紙の森絵梨佳さんはこの本で知って
    ファンになりました。

  • 多分、このシリーズを読み終えてしまった。寂しい。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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