特別室の夜

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 21
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163227207

作品紹介・あらすじ

海辺に立地する、見るからに優雅な老人病院。だが、何かが違う。どこかおかしい-。資産家やヤクザの組長、有名俳優の妻など、不安に眠れぬ特別室の患者たちを癒すために大学病院から派遣された看護師の理恵を待ち受けていた現実とは?患者の寿命を決めるのは、神か悪魔か。老人医療のあり方を揺るがすミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.10.11-333

  • 老人医療に特化した豪華な病院で起こる、あれこれな話。
    長い上に大した結末でもなく、先が気になる展開でもない。

  • やっぱりお金か

  • なかなかおもしろい。巻頭に登場人物の説明ページがあり、これがありがたい。お金持ちしか安心な老後はすごせなくなった時代であり、そういう国になったようだ。

  • 東都大学付属病院の看護師、深沢理恵は湘南の老人病院の限られた裕福な人たちの病棟の主任として引き抜かれた。
    <br>高い入院費と引き換えにすべてが許される。その患者の死期までも。
    患者の寿命を決めるのは、神か悪魔か。老人医療の実態、その問題点にせまる。
    <blockquote>
    「地球レベルで人類の将来を考えるなら、出産の調整同様、寿命管理がやがて医療の重要なテーマになる。人生の終末期に至れば、病院で寿命の見積もりを受けた上で、自宅もしくは施設へ移され、自然な最後を迎える事になるだろう」
    </blockquote>

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