- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163243702
作品紹介・あらすじ
ふいに消えた女友だち、最初の1行が書き出せない彼、眠れないわたし、築68年の洋館風アパートの老女、そのアパートを追われる元友禅職人…鴨川べりにたゆたうささやかだけれど確かな生が、語らいのなかにゆったりと浮かび上がる。心の底に潜む記憶をそっとすくいあげて確かめる、あたらしい小説の手ざわり。
感想・レビュー・書評
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大学を出てアルバイトをしている女の子が主人公。借りているアパートのことと、アルバイト先でのこと、彼氏との会話で構成。何があるというわけではない。ぬるい。良さがどこになるのかよくわからない。
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芥川賞ほか様々な賞にノミネートされている諸説手法に長けた若手の小説家黒川創氏の小説『明るい夜』を読了。さすがに上手だ。テーマは今の世のなかで行き先を見つけられず迷ってしまった青少年の苦悩か。若者本人が表現できない悩みが見事に描き出されている。
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いくつか鮮烈なイメージがあった。
幕切れは感慨を残した。
でももうひとつ、何か物足りない感じがした。 -
2012/01/25 パン屋でバイト、川べりで昼寝。一人暮らしのときに読んでいたら感触はちがったかも。
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第2回(2009年)京都水無月大賞受賞作品。
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友人・家族・戦争・過疎…いろんな問題がてんでバラバラに深まることなく綴られる。普段の脳ミソってこんな内容だ。でもそれを本にするならまとめよう。
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モラトリアムな朋子と彼氏の工藤君の日常。
京都の景色の丹念な描写が良い。 -
故郷についてどれだけ知っているか考えた。作者が京都を舞台にしてるのには文化、伝統、遺産が現存しているから。それを伝えるのに一番適している場所であり、作者も京都出身であるから。地名は知っていても、京都の知らない文化や歴史がいっぱい書かれていた。
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なんとなく共感できるのはたぶん、登場人物と同世代、似たような立場にいるせいだろう…。
(書かれてる舞台も同じだしな…想像しやすかったのかも…)