息がとまるほど

著者 :
  • 文藝春秋
3.20
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本棚登録 : 342
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163252803

作品紹介・あらすじ

その関係を愛とは呼べない。最新恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな友人から譲り受けた本。
    みなさんが仰るように女の怖さが詰まっている。でもそれだけじゃなく、汚さ、危うさ、弱さも。
    内容の割りに読後に気持ちの悪い余韻がないのは、文章全体がどこか上質な品の良さを醸し出しているからかもしれない。
    世の中にはこれだけの男女がいるから、こんな不幸が無数に転がっているのかもしれないなあ。私が知らないだけで。

  • 女のイヤな部分が晒されている感じ。
    そして、私はもうババアなのね…と、なんだか惨めなような、虚しいような気分になったりも。

  • 2012、9、17

  • 無邪気な悪魔/ささやかな誤算/蒼ざめた夜/女友達/残月/雨に惑う/一夜まで/あね、いもうと

  • 唯川さんの本は好きで、コレはヴァニティよりもオンナのドロドロが描かれてるのかなぁと思って読んでみました。

    年齢的にそれぞれの主人公と同じぐらいなのですが、女としての値打ちがもうなくなってるのか とか なんかテンション下がります 笑
    (もちろん人それぞれとは思いますけどね)

  • 大体30代後半くらいの恋愛に悩む女性の話を集めた短編集。

    「女の敵は女」というのを改めて感じさせる内容だった。特に普通に不倫しているのには吃驚。そんなに不倫ってありふれてるんだろうか。私はしたいとは思わないけど。

    いい子に見せて最後に裏切る若い女の人に振り回されるちょっと年のいった女の人っていう構図が多かった気がする。

    女って怖い。

  • いや~~唯川節ですね、男女間のドロドロした性愛。
    個人的に唯川先生の「残月」みたいな、年増が一人で勝手に若い男に熱上げて、実際に男からは母親としてしか見られてなかったよオチがすきです。
    唯川先生の「あね、いもうと」みたいな猟奇オチのもすきです。

  • 短編

    一年に一度の逢瀬の話が印象的


    麻痺ってわかる

  • どの話しも面白い、特にあね、いもうとはゾクゾクした

  • 少し不幸な女性たちの短編集。
    決して爽やかな話ではないけれど、どの話もオチがすっきりしているので読後感は悪くない。
    短編として、とてもよくまとまった小説。筆者の本をもっと読んでみたくなった。

    <収録作品>
    無邪気な悪魔/ささやかな誤算/蒼ざめた夜/女友達/残月/雨に惑う/一夜まで/あね、いもうと

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