落下する花―月読

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著者 : 太田忠司
  • 文藝春秋 (2007年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163257501

落下する花―月読の感想・レビュー・書評

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  • 今際の際の想いが形に残るとしたら……。
    設定が好き。
    感動とまではいかないけれど。

  • 人は亡くなる瞬間の最後の思念を『月導』として残し、それを読み解くことが出来るのは『月読』と呼ばれる特殊な能力を持った人間だけ。
    とても不思議なパラレル的な世界ですが違和感無く読めました。文章が読みやすくて世界にすっと入って行けます。

    消えることがないのなら世界中『月導』だらけでは…とかやたら巨大な『月導』が出現したらどうなるの?とか真面目に考えるとちょっと突っ込みたい部分はありますが人間の繋がりを考えさせられる話ばかりで飽きずに読めました。

    どうやら前作があるようなのでそちらも読んでみたいです。

  • (収録作品)落下する花/溶けない水/般若の涙/そこにない手

  • 長編向きの題材なのかも
    般若の涙が好き

  • 913.6 オ 登録番号9107

  • 「月読」続編にして今回は短編集。

    人が死ぬと現れる月導。それはいろんな形、色、香り、温度などとして存在し、臨終の際のその人の思いを残す。それを読み解く月読・朔夜は依頼を受け、そして人々の死に秘められた思いにせまる。

    感動的! 前作「月読」は長編青春小説でもあったけれど、今回は短編でそれぞれ「月導」に導かれた人々にそれを読み解くことで区切りを与える感動的な話だ。スイスイ読めた。何より太田さんは文章がうまい。とてもよく整理されているからわかりやすい。ファンタジーが苦手だけれど、ファンタジー色は濃くないし、何より「人間の問題」と言うのがいい。「月読」はその手助けをする存在としているのが好印象だ。
    「般若の涙」が特にお気に入り。これはいたたまれないと初めは思ったし、なんとなく展開は読めたけれど、文章が上手いから感動が薄れない。

  • 「月読」の続編。今回は連作短編集。

    世界観は前作と同じで、月読の人間も同じく朔夜一心。他の面々はもう出ないのかな、と思っていたら、最後の章で出てきて思わずニンマリ。4つのお話の中では、「般若の涙」が一番好きかな。最後、うるっときました。

  • ひとが死ぬと現れる「月導」その形は様々で、決まったものはない。そして、死者の最期の思いが残っているとされる月導を読み取れるのは「月読」と呼ばれる特殊能力者だけ-一種のパラレル設定だけど、それ以外は現代と変わらないので読みやすい。二作目。しかし、死んだ人が必ず月導を残していたら、そこらへん月導だらけ…?と思うと怖いような綺麗なような。

  • 月導が現れるという設定が上手い。

  • 相変わらず世界観の魅力はたっぷり。事件に関わる月読の存在感が前作よりしっかりしているし、それぞれの月導に込められた思いや、残された者の心情が胸をうち、前作より面白く読めた。

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