悪霊の島 下

  • 文藝春秋
3.79
  • (15)
  • (29)
  • (26)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 220
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163285108

作品紹介・あらすじ

エドガーの絵は美術シーンに衝撃をもたらし、個展を開くことが決定した。それはエドガーの新たな人生の幕開けであり、崩壊していた家族との和解の場であり、最高の栄誉の瞬間であり-彼と彼の愛する者たちにとって最後の平穏な夜となった。ついに物語は臨界に達する。そっと時を待っていた死と破滅と邪悪が猛威をふるう。溺れ死んだ双子。黒い闇に沈む船。人形。赤いバスケット。そして邪悪なる"パーシー"。愛する者に迫る死を防がねばならない。邪悪なるものを斃さねばならない。これぞモダン・ホラー。これぞスティーヴン・キング。悲しみに満ちた浄化を描くラストへ突進する最新超大作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • エドガーの絵は美術シーンに衝撃をもたらし、個展を開くことが決定した。それはエドガーの新たな人生の幕開けであり、崩壊していた家族との和解の場であり、最高の栄誉の瞬間であり―彼と彼の愛する者たちにとって最後の平穏な夜となった。ついに物語は臨界に達する。そっと時を待っていた死と破滅と邪悪が猛威をふるう。溺れ死んだ双子。黒い闇に沈む船。人形。赤いバスケット。そして邪悪なる“パーシー”。愛する者に迫る死を防がねばならない。邪悪なるものを斃さねばならない

  • 後半いよいよパーシーと対決するあたりからは一気読み!
    パーシーがなにで、何が目的なのかはよく分からなかったけれども引き込まれた。

  • 全体的に清々しい作品だった。こういうキング作品もけっこう好き。

  • これもキング

  • 最初に上巻を読んで6年ぶりに読み直し下巻も読みました。

    冗長に思えた上巻から一転して悪いことが起きていく、壊れていく感が加速する下巻。
    水が流れていくのを止められないような絶望感。
    神の手 を感じる部分はあれど一枚の絵画のような印象を受けました。

  • ボロボロに傷つき、どん底まで堕ち、それでもなお堕ち続ける孤独な魂。喪失と再生、友情と愛の物語。それでも人生は続く。

  • キングの小説で、最終的に勝つのは愛。
    今回の愛はもしかするとメルダの愛がいちばん大きく強いのかもしれない。

    上巻は本題に入るまで読み進めるのに時間がかかったが、下巻は一気に読んでしまった。

  • 上巻に比べるとスピードはある。
    描写しているものの途中で文字数の多さが気になることもなかった。
    けれど、結末については少しフツーで、
    キング独特の一番最後にそれまでの冷酷な結末に
    優しさが添えられるようなこともなく…
    ホラー一般で考えるなら、たぶん充分に完結された作品だと
    思えますが、キング作品であるだけに物足りなさが残りました。

  • 後半のジェットコースターのような展開、ミステリーホラーSFゴシックの融合。怖さがすご過ぎて笑っちゃうほど・・・
    絵画的要素たっぷりで、実際に目にしたい欲望が。
    真似して描くと今度はこちらにあのすさまじき悪霊たちが?
    いえいえ、絵が描けないので、ホッとしてますが。
    表紙の絵を2冊並べて眺めてみて「はぁ~」と深いため息。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・キングの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×