勝手にふるえてろ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3474
感想 : 701
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163296401

作品紹介・あらすじ

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。

感想・レビュー・書評

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  • スカッとする作品。
    主人公の気持ちの中に度々出てくる、面白い表現にクスッと笑ってしまいました笑
    他の作品も読みたいなと思いました。

  • ああ恋愛してた頃って
    こんな感じだったなあ
    ・・・

    片思いの相手と自分を
    好きでいてくれる相手、

    私ならどちらを選ぶの
    だろう?

    素直になれなかったり
    急に冷めたり熱したり、

    それにしても女心って
    面倒くさい。

    そしてこんなこじらせ
    女子に共感しまくる私、
    大丈夫なのか(汗

    いやはや、けっきょく
    つまるところ、

    愛するより愛されたい
    んですよね。

    • コルベットさん
      bmakiさん、こんばんは。いつもありがとうございます。ですよねー。愛されキャラを演じようかな。ところで、先日の、今日はゴロ寝で読書♪のコメ...
      bmakiさん、こんばんは。いつもありがとうございます。ですよねー。愛されキャラを演じようかな。ところで、先日の、今日はゴロ寝で読書♪のコメントを拝見して、あ、私もそれやりたいなーって思ってました(#^^#)
      2024/03/20
    • bmakiさん
      ごろ寝で読書、最高ですよねo(^▽^)o
      腰が痛くなくても、ごろ寝で読書している日、結構あります(^^)

      仕事せずに、毎日ゴロゴロ読書だけ...
      ごろ寝で読書、最高ですよねo(^▽^)o
      腰が痛くなくても、ごろ寝で読書している日、結構あります(^^)

      仕事せずに、毎日ゴロゴロ読書だけできたら幸せなのになぁ。。。(⌒-⌒; )
      2024/03/20
    • コルベットさん
      毎日ゴロゴロ読書最高ですね♡ これからもよろしくお願いします_(._.)_
      毎日ゴロゴロ読書最高ですね♡ これからもよろしくお願いします_(._.)_
      2024/03/20
  • 図書館で借りてきて読んだ。一気読み!
    おんもしれえ!!主人公の女の子頭おかしすぎて笑っちゃうんだけど、冷静に考えてみたら全く別の思考回路を持ってるわけじゃ無いかもと思った。
    既婚者ばっかり休む権利があるのはズルいってのは特に分かる、分かりすぎる。自分を見直す休暇欲しい。。。
    側から見たらヤバい自分の思い込みでボロボロになって仕事行きたくなくなるの本当に分かる。
    あとから考えたら青臭かったなーって思うような理由、
    この主人公にはずっと青臭くいて欲しいとも思った。

  • 書き出しが秀逸過ぎる。
    「人間失格」小説の二文目を思い出すくらい。
    唸った。

    二のことを私は結局好きになれなかったので、イチの再登場を待ち望んだが、出て来なかった。
    天然王子にも「神田夕」の黄色すぎる尿くらいださせて終わりにしてほしかった、個人的に。

  • 綿矢りさ先生の小説は2冊目。読みやすく軽い気持ちで読めるのでほっとします。
    こちらは巷でたまに議論される、結婚相手には1番好きな男がいいか、2番目に好きな男がいいかが大まかなテーマのお話しでしょうか。そもそもイチには歯牙にもかけられてないですが。最後の方まで2人の男性の呼称がイチと二。二は本名に通じた名前で、イチは全く違う名前なのも、結末を見るとなにか意味があったのだろうかと思えます。結末自体も個人的にはいい落としどころで綺麗なまとまり方で好きです。

  • 「自分の直感だけを信じず、相手の直感を信じるのも大切かもしれない。」
    自分の直感を信じて行動する、というのは私にもよくあるが、過去を振り返ると、他人の直感を信じたことはないかもしれない。というか、"他人の直感"という存在に気づいていなかった、私にも直感があるのだから他人にもあって当たり前なのだけど意識したことがなかったので刺さった。
    でも、どこかで他人の直感を信じるのを怖いと感じてしまうのは、直感は当たるとは限らないことを知っているからだ。自分の直感が外れても大したダメージはないが(だって直感なのだから)、他人の自分に対する直感が外れていた場合、裏切られたよう気持ちになるのではないだろうか。他人の愛を信じることは、その怖さと向き合うことかもしれない。

  • 最後、「なるほど。そこに着地したか」となった。

  •  すっかりファンになってしまった綿矢作品。とにかく所々いつも爆笑させてくれる。
     好きな人には振り向いて貰えず好かれた人のことは好きになれない。よくあるパターンですね。
     ヨシカの気持ちはよーく分かる。好かれた場合はこのパターンになりがちなのですが、相手の情熱にほだされて思い切って相手の胸に飛び込もうと思えるのであれば、それは徐々にジワジワと相手のことが好きになっていくパターンだと思われます。
     情熱って必ず相手に伝わるものです。
     霧島君の勇気と情熱が素敵だし、それがヨシカに伝わった!なんか良かった!
     

  • 30ページくらい読んだところで、文のリズムというか流れが自分には合わないと感じ、途中離脱しようと思いつつもう少し…と読み進めたら読み終わっていた。そんな本。
    独りよがりの拗らせ女ヨシカ。ヨシカが中学時代から思いを寄せている、掴みどころのない男イチ。ヨシカに言い寄る薄っぺらい同僚のニ。登場人物はほぼこの3人。
    良さをあげるとすれば、根暗なヨシカの心の声の陰湿さと、たまに訪れるシュールな展開、かな~。

  • 「本当にイチが大好きだと痛烈に感じた日、いつもの学校の帰り道がちがって見えた。」
    相手のことを好きになるほど、いつも見ている景色がキレイに見えたり、五感や感受性が豊かになって、会える日には無性のエネルギーがわいてくる。
    ニという記号だった彼がようやく最後に名前を読んでもらえたことにこれからの希望が感じられつつ、もし一が今後ヨシカの名前を呼ぶことがあればまた同じことを繰り返すんだろうなと思う。

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著者プロフィール

小説家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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