三人目の子にご用心: 男は睾丸、女は産み分け

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163543109

感想・レビュー・書評

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  • 睾丸の大きさが男性・オスの魅力なのは、子孫繁栄のため。チンパンジーやいろいろな動物でそれを立証していく。そして女・メスが雌雄の産み分けをできることも子孫繁栄という動物共通のところから。紳士録で立派な男性たちの子供が有意に息子が多い結果に。昔、疲れているときに産んだ子供は女の子だ!と冗談で言っていたことが真理だったのか!とびっくり。この学者さんの言葉はクソ真面目に書いておられるように感じないけど、どう読めばいいのか?女性が3人目の子どもを産むときは浮気の可能性が高く、父親が分からない場合が多い!との言葉には圧倒されるほど。鳥たちや獣たちにもモテるオスとモテない、冴えないオスがいることの証明の話になると人間の哀れな男たちを想像させ、身につまされる。そしてクリスマス・ベイビー、真珠湾ベイビー、レイプ・ベイビー、ショートビジットベイビー、浮気ベイビーなど。排卵を誘発し子どもが出来やすいことの立証になると実に楽しい。

  •  浮気生物学者、とでも言った方がよさそうな竹内久美子さんの著書。 自分の遺伝子を広く残したいオスははなから浮気志向だが、メスの方も3人目の子供となるとリスク・メリットを勘案しても他のオスの遺伝子を受け入れる率が高くなるとか・・・。  怖いお話ですね。


    http://chatarow.seesaa.net/article/123746560.html

  • 浮気がちな男ほど睾丸が大きいとか、自分のパートナーがもてないメスほど浮気する、など、びっくりするようなデータが多かった。動物行動学は本当に面白い。

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著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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