12年ほど前の本なので、日米の野球事情は多少なりとも変わってると思いますが、基本的に日本の野球は腐ってる、ということを思い知らされます。
この本と一緒に桑田真澄氏の「野球を学問する」を読んでいましたが、日本の野球がこれだけ封建的なわけが桑田氏の本でわかっていたので、こちらの本でその具体例を見た感じがしました。
著者はアメリカの方なので、やはりアメリカ的な考えを重んじる感じはありますが、どちらにしろ日本的な考えでは球界は発展しないだろうっていうのは桑田氏もおっしゃっています。
アイドルのおっかけのごとく、プレートをもって応援するのもいいですが、本当に野球のことを考えるファンを育てるのも大切なんだなぁと感じた1冊です。
マスゴミはどこまでいってもマスゴミ…ということも露呈した1冊だと感じました。