銭湯の女神

著者 :
  • 文藝春秋
3.66
  • (12)
  • (25)
  • (20)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163580302

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「謝々!チャイニーズ」「転がる香港に苔ははえない」に続いて読みました。
    日常の「不具合」について、自身の視点で丁寧に描写されていて、観察力のすごさが伝わってきます。

    でも、前に読んだ2作に比べると大人しい感じ。
    著者はやはり中国に恋してるんだなーという印象。
    2012年8月読了

  • 2012.4.7読了。

    アツくて素直で正直な人だ。銭湯に通いたくなった。

  • 県立図書館。

    御宿がルーツ、荒戸・出身の写真家・作家。鹿児島出身の写真家・橋口譲二の弟子。

  • 題名に銭湯と名の付く本を読んでいる。本書の中に書名と同名のコラムがある。銭湯での裸の姿(=本性)は堂々としている、そして街中であった彼女は仮面をかぶっている?
    本の中には1枚の写真がある。中央下に写る不自然な影、これが作者なのだろう。ボーダーライン、まさしく作者に、当てはまる言葉であると思う。
    「燃えるごみ」についての不快な表記、ファミレス(=仕事場?)での普段あるがままの(しかし、不調和な)描写、銭湯でよくある日々の記録。そして香港と自去の↓品な記憶。
    吐き気がする。(@読後感)

  • 何年振りかで再読。
    規格外な位置から見えるもの。文体がサバサバしていて気持ちが良い。
    ファミレスからの雑感は久々に読んだらちょっと重かったが。
    この本で一番グッとくるのは鋳物職人の父親の言葉。
    http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1642.html

  • 序盤は淑女の愚痴、後半は銭湯の話。
    たしかに裸でいる銭湯は、人格が表れやすい場所なのかも。

  • 2009年1月22日(木)、読了。

  • これはおもしろい。鋭い観察眼と、独自の視点で日本人を見ている、日本を読んでいる。そして、決して自分に甘くないのが潔い。読んでて気持ちいいし爽快だし、何より、自分が全然意識していなかったことに気づかされる。銭湯の章は、特におもしろかった。行く機会がないんだけれど、そうそうそうなのか…と頷くことしかり。星野さんの他の本も読んでみよう。みんなも読んでみて!と薦めたくなった。

  • 洞察力あふれるエッセイ。日本の世情を鋭く考察していて面白い。

  • ホ/

全24件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1966年、戸越銀座生まれ。ノンフィクション作家、写真家。著書に『転がる香港に苔は生えない』(2000年、第32回大宅壮一ノンフィクション賞)、『コンニャク屋漂流記』(2011年、第2回いける本大賞、第63回読売文学賞随筆・紀行賞)、『戸越銀座でつかまえて』(2013年)、『みんな彗星を見ていた』(2015年)、『今日はヒョウ柄を着る日』(2017年)、『旅ごころはリュートに乗って』(2020年)など多数。

「2022年 『世界は五反田から始まった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星野博美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×