スターリン家族の肖像

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163581606

作品紹介・あらすじ

今なお、ロシア社会で多数の崇拝者を持つスターリン。この本は、1000万人を粛清したと言われる独裁者の素顔を、一番身近に接した家族の側から描いたノンフィクションである。ドイツ軍の捕虜になり、捕虜交換を実の父に拒否され獄死した長男。アルコール中毒で破滅した次男。恋人を収容所送りにさせられ、祖国を捨て亡命した長女-。子供たちは、父親が無辜の人々を陥れる粛清の命令を下していたことを知っていたのか?スターリンの妻は自殺したとされたが、真相は果たして?一族は、スターリンの犯罪を告発するフルシチョフ秘密報告をどのような思いで聞いたか?意外な歴史の真実が一族の証言によって今明らかにされる。

著者プロフィール

専門誌・編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。以後、様々な雑誌、webメディアへの寄稿を続けてきた。学校での「教師によるいじめ」として全国報道もされた事件の取材を通して、他メディアによる報道が、実際はモンスターぺアレントの言い分をうのみにした「でっちあげ」だったことを発見。冤罪を解明した過程をまとめた『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』で、2007年に「新潮ドキュメント賞」を受賞。他に『モンスターマザー 「長野・丸子実業高校【いじめ自殺】でっちあげ事件」』では、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞を受賞。他、『暗殺国家ロシア:消されたジャーナリストを追う』(以上新潮社)、『スターリン 家族の肖像』(文芸春秋)などがある。

「2021年 『ポリコレの正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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