この桜、見に行かん

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163657004

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  • 「日本の桜ベスト30」 と副題された 『桜』 写真集です。写真の富と言葉の富を融合させ、新しい富を築くというだけあって、山梨県武川村の 「神代桜」、岐阜県根尾村の 「根尾谷の淡墨桜」、福島県三春町 「三春の滝桜」 の日本三大桜はもちろん、まだ見ぬ桜や懐かしい桜が圧倒的な迫力で迫ってきます。

    発対面の日、「三春の滝桜」 の根元で眠った著者は、西行法師の歌、「木のもとに たび寝をすれば吉野山 花のふすまを着する春風」 をひいて、大樹(桜)の傍は、大きな安心の中に包み込まれているような気分で、気持ちが安らぐといい、桜は花の時期を過ぎても、四季折々、異なった表情を見せる格好の被写体のようです。

    写真集にはありませんが、西行が眠る 「弘川寺」(大阪府河南町)の桜もいいです。南河内グリーンロードから、少し山側に入ったところにあります。そのまま千早に走り抜けようとして、道に迷ったことがあります。

  • 花盛りの桜の他に、葉が落ちた桜、雪の桜……と、色々な表情を見せる桜があるのには驚いた。

  • 日本全国ベスト30の桜の樹を満喫する。南は九州・熊本の一心行の桜から北は北海道・松前町の血脈桜まで。桜を撮り続けた第一人者が贈るオールカラー・フォト・エッセイ集。

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