透視はあっても不思議はない 千鶴子には見えていた!

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 46
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163693408

作品紹介・あらすじ

遺伝子が解く、動物の神秘。抱きしめるだけで交尾する。自分のペニスを自分に挿入。人間の未来形の動物がいる!?寝ても、寝てもまだ眠い。1日20時間も眠る。ウンコを食べないと死んでしまう!…イヌは見た目が9割!少子化でおっぱいが1個に?ニホンザルは日本人よりエラい!?などなど、人間、動物、昆虫、植物…生き物たちの驚くべき生態と超能力に関する謎を、動物行動学をベースに鋭くかつユーモラスに解明。

感想・レビュー・書評

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  • 生物学に関するざっくばらんな話。まあまあ面白い。

  • 読書録「千鶴子には見えていた!」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p34より引用
    “とすれば!ナメクジとはその制約を振り払い、もっと広い地域に
    進出する道を選んだ動物。そのために思い切って殻を捨ててしま
    ったというわけなのです。”

     動物行動学者である著者による、読者からの質問に答える一冊。
     動物界のセックス事情からヒヨドリがやたらに集まる理由につ
    いてまで、ジョークの効いたイラストを添えて答えられています。

     上記の引用は、カタツムリとナメクジの関係についての質問に
    答えた中での一文。何かを得るために何かを捨てなければならな
    いことはよくあることでしょうが、それにしても思い切ったもの
    です。しかし、カタツムリはカルシウム分を摂取出来る場所にし
    か住めないそうですが、コンクリートのお陰で今なら昔よりもず
    っと住める場所が多くなったのではないでしょうか。
     痛快な竹内氏の解説とウィットに富んだ寄藤氏のイラストが、
    相性抜群の一冊です。

    ーーーーー

  • 「染色体の本数が違う動物で雑種はできるか」、「おしっこという言葉の語源は」など、生物に関連したトリビアがたくさん。「へえ~」と思わせられる話が好きな方にはぜひともお勧め。

  • 001

  • このシリーズ、本文もだけど、絵も好きなんですよね。JTの大人たばこ養成講座をもっとアダルトにしたような。あまり好き好きと公言しないほうがいいんだろうな。

  • 2007年7月の新刊

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著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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