プリティが多すぎる

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 969
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163811208

感想・レビュー・書評

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  • どんな雑誌だって大人が作っているんだな。

  • 再読本。でも相変わらず細かいところは忘れてたので新鮮な気持ちで読めた。昔は全然気づかなかったけど、お仕事話としても学びある一冊。就活とかが過熱してる今、仕事って自己実現のためのように思ってしまいがちだけど、仕事ってそういうもんじゃないよな…と気づかせてくれる。自分がどう貢献できるか、そのために何をすべきか、ということなんだよな、きっと。

  • お仕事小説、好きなんだよね。最後のエピソードはちょっと出来過ぎかなとも思うけれど、基本ファンタジー(笑)ですから。

  • 面白かったです。
    主人公が思いとは違う仕事に右往左往しながら頑張って行く。
    サクセスストーリーとは違うけど共感出来ますね。
    少し羨ましい気がします。
    好きな本の一つですね。

  • ローティーン誌「ピピン」に配属された新人編集者のお仕事小説。新見くんと一緒にポカしたりオロオロしたり、気を引き締めたりと、敷居が低いというか共感度が高い筆運び。サクサク読めてハッピーエンドなのでドラマの原案にいいと思うすごく(実はもうやってるのか?)。

    門外漢からすると「どれも一緒じゃねーか」なアイテムに、「全然分かってない」と言わんばかりな情熱は、あー確かに分かる分かる。ちょっとした(あくまではみ出しすぎないちょっとだけのさじ加減で)”カワイイ”って、あの年頃の女子の重要コミュニケーションツールだったりするしなーと。

    あとどんな仕事でも真摯に、ってのは当たり前だけど清々しい。自分の仕事の向こうに対価を払って商品を望むお客がいて、ほんの少しでも誰かの力になってる(なれなければ終わる!)って日頃忘れがちなので、「仕事行きたくなーい」な日曜の晩に読むといいんじゃないかなと思った。

  • 連作短編集?
    文芸希望の編集者がティーンズ雑誌の編集部に配属になり、紆余曲折する話。
    どれも楽しく読めた。
    読後感も良い。

  • 南吉と一緒で表紙のポップさに
    慄いてたけどやっと読んだ。
    中身はさすが大崎さんって感じ。
    最初は南吉にイライラしたけど。

    千石社シリーズはいいなぁ。
    出版社がたくさんの種類の本を
    出版しているように
    もっとたくさんの千石社で
    働いてる人のたくさんの物語を読みたい。

  • 千石社を舞台にした本は二冊目。
    前回読んだものは、全体的に重苦しい雰囲気が漂っていたけど、こちらは表紙のようにキラキラしている。
    前回読んだもののおかげで、本を作るプロセスはよくわかったつもりでいたけど、作家と編集者しか出てこなかった前回とは違い、今度は絡んでくる人たちがやたらと多い。
    同じ本を作るのでも、作る本の種類によって環境は変わってくるんだな。
    興味のない人たちにとってはどうでもいい世界でも、そこで一生懸命頑張る人たちがいるってことがすごくよくわかる。
    そして、そう考えたら輝ける場所は無限にあるとも言える。

  • 主人公にかなりイライラさせられる。仕事を本気で頑張ってる人なら面白く読める本だと思う。ローティーン雑誌という特殊な世界の裏側もリアル。出てくるモデルの子たちがみんないい子なのも、年齢が低めだと違和感がない。もう少し主人公の成長が見たかったかな。

  • ローティーン向けのファッション雑誌に配属された主人公。全く理解できない世界、でもそこに生きる中学生モデルの厳しさや世界の奥深さに触れ、大きな失敗をしつつ徐々に成長していく。前向きに頑張ろと思わせてくれて、読後感がよかった。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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