烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163822808

感想・レビュー・書評

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  • 一巻を読んですぐに手を出した。
    一巻の対をなしていた。
    そうか、若宮さまはこういう思考回路の人だったんだなぁと。
    一巻では、若宮さまはちょっとしかでてこなかったのに、謎解き?をしちゃうわけだけど、2巻をよんで、こういう人ならそうかもね、とおもった。

  • 1作目と同じ時間軸を違う人物の視点から描いた物語。
    前作よりは楽しく読ませてもらった。
    すごく細かいことなのだが、
    「とんでもありません」
    「とんでもございません」という言い回しがすごく気になってしまった。
    時代と共に言葉も変わっていくのはわかるけれど、
    まだ文法的にはNGだと思っていたから・・・。
    知らないうちに時代に置いて行かれたのかもしれないが。

  • 雪哉の性格が魅力的。
    ずる賢くて強かだけど、家族思いで周りの人を守るためにそうせざるを得なくなった背景もある。
    若宮も最初はいけ好かなかったけど、好きになった。

  • 権力絡んだとこで生きてると、何か人としておかしくなるの? 雪哉の感覚が一番まともと思うのに、誰一人同意してくれなくて。でも最後にうっかりほだされずに故郷に帰っちゃって、良かった。田舎で家族を守る生き方馬鹿にすんな!だよね。

  • ぼんくらに仕えてほしい

  • KL 2017.8.13-2017.8.15

  • 尻切れとんぼ。
    雪哉のヤンデレで幕を閉じたことに物足りなさを感じてしまう。

  • 今回は男性サイドだった。若宮サイドっていうのかな。
    若宮の事情が色々分かってきた。
    一巻の舞台裏的な視点でもあったな。

    茶の花に怒られたあの近習って雪哉だったんか。
    雪哉ほんと色々と苦労してたんだなぁ(笑)
    一巻読んでた時もこの近習の子は苦労してそうだなって予想はしてたけど、今回読んでてやっぱりなって。
    雪哉は能ある鷹は爪を隠すって言葉が似合う子だ。
    家族のために色々と考えた結果、ぼんくらって言われるような振る舞いをずっとしてきたんだな。
    それを新年の挨拶で見抜いた長束凄いわ。
    奈月彦も人を見る目あるけど、長束もなかなか。
    雪哉に目をつけたのは大正解!
    ただ、雪哉は一年きっかりで最初の予定通り家に戻ってしまったから残念。
    これから若宮と色々盛り上げていくんだろうなって思ってたから。
    まあ、自分を利用された形になったことを知ってしまってはね…、あと汚い部分を見てしまったからこれ以上朝廷で働くのは無理だとも痛感したんだろうな。

    長束といえば、まさかの長束派の協力者兼内通者兼最大の味方が長束自身だったとは驚いた。
    路近かと思ったけど、長束だったか~。
    路近のあの南家に出向いたときの長束への対応見てからはちょっと違うかなって思ったけども。
    路近はどうしてそこまで長束にゾッコンなのか?
    過去に何かあったんだろうな、その辺掘り下げてくれるのかな。
    長束は亡き金烏代に忠実なんだろうな。
    奈月彦のことが元々好きだったというよりどちらかと言うと亡き金烏代の意向に沿いたいって意思の方が強い気がする。
    だとしても、小さい頃からずっと奈月彦の味方をしてきたのはやっぱり情が深いのもあるんだろうな。
    少しだけ気になるのは、南家での融との会話。
    融を試したって言ってたけど、少しも本心から話してはいなかったのかな本当に?
    疑り深く読んでしまうから気になってしまった。

    早く続きを読もう。
    図書館で続きも借りておいて良かった。

  • 「烏に単は似合わない」と同じ時間軸の、ぼんくらと言われる北領、垂氷郷の次男 雪哉と若宮の話。

    前作に雪哉が出てきたとき、これはとおもったんですが予想以上に楽しかった。
    「ぼんくらと言われているが実はめっちゃ頭が切れる」というのが大好きなんですよ・・・
    相変わらず、後半にかけてキャラの印象がめっちゃ変わるのがすごい。

  •  『烏に単は似合わない』と対になっている。北領垂氷郷の次男 雪哉。「ぼんくら次男」と言われる彼が若宮の側仕えに。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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