丸谷才一全集 第三巻 「たった一人の反乱」ほか

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (669ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163826608

作品紹介・あらすじ

日本の文壇への「反乱」ともいえる現代の名作――。市民社会と個人の錯綜した関係をユーモア溢れる筆致で描いた「たった一人の反乱」、文學とゴシップ、人生を巧緻に描き合わせた中篇「横しぐれ」と「中年」。小説の醍醐味を存分に味わえる三篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 丸谷さんの谷崎賞受賞作。昔読んだやや古い本ですが、興味深く読んだ一冊。工業社会のせいで都市が亡んだ、をはじめ、大衆社会の到来を意識している。

  • 丸谷才一 全集 第3巻の解説(辻原登)によれば、横しぐれ は、1991年に
    英国のインデペンデント外国小説賞特別賞を受賞している由。2021年7月31日の日経新聞の書評(半歩遅れの読書術 町田康)には、丸谷才一の圧倒的な学識、はっきり言って圧倒された、という評価あり。山頭火の句に対する評価、更に、山頭火という人物像についての考察等、人間やはり教養がないと、という思いを、元パンクロッカーである、町田康 に抱かせた作品であります。★四つであります。

  • 【日本の文壇への「反乱」ともいえる現代の名作】市民社会と個人の錯綜した関係をユーモア溢れる筆致で描いた「たった一人の反乱」、小説的趣向を存分にこらした「横しぐれ」等三篇。

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著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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