フクシマ カタストロフ 原発汚染と除染の真実

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900148

作品紹介・あらすじ

25年後のチェルノブイリの汚染実態から、フクシマの未来を予測。除染すれば家に帰れると喧伝した政府の欺瞞を暴く波紋必至の一冊。900日超の取材による決定版!チェルノブイリと福島に共通する過ちの連鎖・福島の子どもたちの甲状腺に異変が起きている・癌だけではない低線量被曝による健康被害・チェルノブイリ原発の被害者が語る「事故後の人生」・除染しても故郷に帰れないのはなぜか・汚染水漏れが止まらない本当の理由・食品による内部被曝は忘れた頃にやってくる

感想・レビュー・書評

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  • 【原発汚染と除染の真実】25年後のチェルノブイリの汚染実態から、フクシマの未来を予測。除染すれば家に帰れると喧伝した政府の欺瞞を暴く波紋必至の一冊。

  • 今更ながら自分も被爆したことを痛感

    「絶対に安全」と言い切っていた国と「何かあったときに最小限の被害に食い止めようと準備している」国に違いはあるが、最悪の事態を予想できるなら止めるという選択肢はないのかな、と疑問に思った

    こういう本を読んだことで忘れないようにしていきたい

  • フクシマが、漢字ではなくカタカナなのは、今や世界では、スリーマイルやチェルノブイリと同じく、原発事故によって放射能災害が発生した場所として認識されているからという。そしてあえて「カタストロフ」という言葉をタイトルに冠しているのは、我々日本人が、もはやのど元を過ぎて熱さを忘れたかの観がある原発事故の、ことの重大さを再度喚起する意味である。
    目に見えず、臭いもせず、何もないかのような放射性物質の存在は今もなお確実に増大しており、我々人間のみならず、あらゆる生物、土壌、水、空気を汚染し続けている、という実態を熱く伝えている。
    よく耳にするものの、その状況についてはあまりよく知られていないチェルノブイリについても、筆者自らの現地取材レポートにより、人々の生の声や姿を知ることができる。
    同じ記述が何度も出てくるのが少し気になるものの、子供たちの甲状腺の異変や、低線量被爆、チェルノブイリやフクシマでも繰り返された初動の過ちなど、今後に生かすべき教訓も多い。

  • 首都圏は被爆しており、チェルノブイリのデータから低放射線被ばくでは慢性的な後遺症が出る可能性が高いということ

    我々は被爆したという現実から目をそむけてはいけないのです

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