- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901756
感想・レビュー・書評
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面白かったけど、この人のゴールがよく見えない。タイトルは『「自分メディア」はこう作る!』だけど、それを作ることでどんなことが実現できるかということを私は知りたかったのかもしれない。
ただ「自分メディア」の影響力が大きい故の注意事項などはこの人が語ると説得力がある。そういう意味では全部貴重な実体験から発信された文章なので、内容は詰まっていると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちきりんが出来上がるまでのあれこれがわかる本でした(´°ω°`)っので、そ〜んなに感想って言うのがないけど…
読み終わってからちゃっかりブログをチェックするよーになりましたとさ…σ(・´ω`・) -
ブログの運営の参考にしたかったけど・・・思ってたのとはちょっと違いました。が、まぁまぁ面白い。
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前ほど刺激を受けなくなっている…なぜかな。わかるけども、具体的に何をしようこうしようという自分なりのアイディアが出てくるとか、自分のいまやっていることにすぐいかせる何がしかは得られなかった。本からというよりは、本を読んでそういうものを自分の中に作り出せるのが読書の良い点だと思うんですが、それがなかったので残念。違いは何だろうなと思いますが、なんていうのかな、今回の本はそういうものではなかったように思います。
ちきりんブログの採録のほうが面白かった。あれが原点だし、その変遷や背景が分かったことだけでも面白かったなと思いました! -
150410*読了
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☆2(付箋8枚/P288→割合2.78%)
いやー、凄い戦略家。成功する先を読んでブログを作り上げたわけじゃあないのだけれど、ブランドというか、自分のこだわりの持続させ方のようなものを感じます。
後半は代表的なブログの文章が掲載されていて、僕はブログをチェックしていないから、頷きながら読んだ。自分の意見を伝えるメディアにブログをチェックする習慣のない人も呼び込むための本になっている。
・こうしたことからいつも感じるのは、「すごいのは私じゃなくて、私を見つけた人たちだ」ということです。スゴイのは、「無名だったのに、500席の講演チケットが完売する人気者になった私」ではなく、なんの権威の裏付けもなく、テレビにも出ていない妙な名前の書き手の講演に、お金と時間を費やしてやってくる人たちが大勢いるということです。そういう人がここまで増えてきたことこそが、今までとは違う時代を作り始めているのです。
***以下抜き書き**
・自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいた時にまた変えればいい。 ―梅原大吾
・大学に入った直後に「もう試験を受けるのは止めよう」と思いました。試験で絞り込まれた人しかいない組織は、まったくおもしろくないと気がついたからです。中学校まではいろんな人がいておもしろかったのに、大学に入ったらあまりに人が似ていて驚きました。そして、「これ以上試験を受けたら、周りの人がさらに画一的になりそう」と怖くなり、法学部だったけど司法試験も公務員試験も受けませんでした。
・資格試験も受ける気にならないし、家庭教師もすぐ辞めちゃうし、店舗型接客業も続かなかったし、オペレーターも飽きちゃうし、起業も全然向いてないし、情弱だったけど、「会社員で、お金の力のダイナミズムに触れられて、ビジネスの仕組みが見えて、いろんな人に会える仕事がしたい!」と思っていたら、その通りのキャリアを(その後)進むことになりました。大学生くらいになれば、自分がどんな性格で、どんな生活がしたいのか、だいたいは分かってるということでしょう。
このように私には、「耐えられなくてすぐ辞めた仕事」がたくさんあります。この、「コレも合わない、今度の仕事もおもしろくない」っていうのを、学生時代ではなく卒業後にやっていたら、いわゆる「職を転々としたが、どれも長続きせず」な人になってしまったはずです。だから、「合わない可能性のある仕事はできるだけ学生の間にやっとけば?」と思います。
・小学生にとってお年玉の5000円は、自力ではとても手に入れられない大きな額です。欲しくて欲しくてたまらなかった(でも親には買ってもらえなかった)何かを買っておけば、「やったー!! うれしい!!」という強い記憶が残るでしょう。ところが数年が過ぎて高校生になると、貯金していた5000円はもはやそこまで大っきな額ではありません。バイトをすれば一日で稼げる額になってしまったからです。この段階で貯金を下ろして使っても、小学生の頃に使っていれば得られたほどの感激は、もう手に入りません。
・輸入豚肉は安い肉ほど高い関税率が適用されているので、この関税があることで一番ソンをしているのは「安い豚肉を頻繁に買う消費者」です。育ちざかりの子供がいる子育て世帯、少額の年金で暮らしている高齢者世帯、母子家庭など経済的に厳しい世帯、などですね。
豚肉の関税を維持するという判断は、こういう人たちに少しずつお金を(豚肉の値段に関税を上乗せすることで)負担してもらい、そのお金を、養豚業者に移転する、という判断です。
・学生が大企業ばかり受けて中小企業に人が集まらないと言われてますが、企業が「応募検定料」を取り始めたら、学生側は受ける企業を厳選し始め、有名企業だけでなく、自分が受かりそうな、活躍できそうな企業を探そうとするでしょう。そうすれば中小企業への応募者だって今よりずっと増えるのです。
…学生側が検定料を払うシステムなら、企業は全員にテストを受けさせるでしょう。大学名で足切りをする必要はありません。めちゃくちゃ応募者の多い一流大学だって、高校名で受験生を足切したりしないでしょ?あれは、入試を受けてくれる人が多くても、入学検定料でそのコストがまかなえるからです。同じシステムになれば、企業だって大学名による履歴書不合格や、セミナーからの締め出しなんてことを、やらなくなるでしょう。結果として、みんなが求めている「大学名不問採用」が実現するのです。今の大学受験市場において、高校名が不問であるようにね。
…もしも大学受験で入学検定料が廃止になったら、「慶応は受けときたいな。かっこいいし」みたいな高校生が激増し、人気大学にはものすごい額のコスト負担が降りかかります。そうなれば大学側は慌てて「高校名での足切」を始めるはず。地方での入試実施だって止めてしまうでしょう。そして高校生側には、「20校落ちた」とか「30校受けたのにどこも通らなかった」みたいな人が現れるのです。
・アジアや南米、アフリカを旅した時、旧市街の迷路の奥にある薄暗い小売店で、ニベアやネスレの商品を目にして驚きました。南米のジャングルの中の国境事務所脇にある売店の棚にも、ユニリーバやナビスコの商品がありました。「こんなところにまで商品を届けるなんてすごすぎる」と驚きました。今から考えればよくわかります。こういった企業は、そもそも自分の国(欧米)に留学してきた人、移民でやってきた人の二世や三世を、自分の国の人と同じように雇用し、訓練し、彼らに事業を任せています。
…これからの時代、「すべての重要なビジネス判断は日本人で行う。そのために英語ができる人材を採用する。採用した日本人に海外経験を積ませる」などと悠長なことを言っていて、ホントに間に合うのでしょうか?グローバリゼーションとは、日本人に英語を習わせることではありません。それは、世界の人を受け入れること。世界の多様性を受け入れることを言うのです。 -
ちきりんの日記への愛ある育児日記、のような内容。
ここまで人気コンテンツと化したちきりんブログの歴史が書かれてます。
そういや私はなんでちきりんブログ知ったんだっけな???
マーケティング感覚に続き図書館予約でまわってきて読了。 -
ちきりん著「自分メディアはこう作る!」文芸春秋(2014)
*一冊の本の中で、これをいいたい!、この点も伝えたい!と複数のメッセージが浮かべば、メッセージごとに別のエントリを書き、何日かにわけて1冊の本を紹介します。つまり、ブログん起点はこの本を紹介する、ではなくて、このことを伝えたい!なのです。
*(1)伝えたいメッセージが決まる、(2)そのメッセージを伝えるための論理構成をきめる、(3)文章に必要な情報をあつめる、(4)文章を書く
*人を育てるのは、数万円の貯金ではなく、こんな世界が世の中にはあるんだ〜、という若頃の未知なる遭遇から得られる驚愕であり、感動なのです。 -
ちきりんさんのブログ運営についての本ならぜひ読まねば!と思っていたら図書館で発見!順番を待ちましたがやっと読めました。
ちきりんさんのブレない姿勢があらためて素敵だなと思えました。
Chikirinの日記ってこれまで何度も炎上の危機にさらされてきたのに、それでもブレずに自分の意見を書き続けてきたなんて・・・尊敬に値します。ふつう一度でヘコむところなんですが。
書籍化にあたってのブログとのバランス、つまり何を中心に考えるか、あくまでやりたいことをはっきりさせて、メディアのちやほやに踊らされないこと、アクセス稼ぎに走らないところ、見習いたいです。といっても、私はちやほやされる機会自体がないですがwww(ちやほやされてみたーーい。1回だけでいいけどw) -
メディア戦略の前半は真似してみたいところもあって面白かった。過去のブログ記事を掲載した後半は、ネット環境のある私からしたらもったいないかな…。ブログのトップにでもこの書籍用にまとめた入り口を作ってくれればそこから読むし、ブログにも誘導できて良かったのでは。と。この本を読んで私の中に残ったエッセンスは「作者は自分がしたくないことに人生の時間を使いたくない人」なんだな、ということ。ストイックなまでのその姿勢は、シンプル〜に生きたい私には参考になりました。