にょにょにょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 540
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903262

感想・レビュー・書評

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  • +++
    元気さの単位を考えたり毛布の中の見つからない穴を探したりと、日々順調に妄想と詩想の間をさまよい歩く穂村弘。日記という日常の記録が、言葉の鬼才の脳内を通りぬけ、ぴかぴかに結晶、ビザールかわいい一冊に。本作から共著者となったフジモトマサルの漫画も増量です。

    +++
    もちろん相変わらず文句なく面白い。そしてなんだか前作よりも頷く場面が多くなった気がして、自分――いままでこれが自分だと思っていた自分――のことがちょっぴり信じられなくなったりもする。でも嬉しい。フジモトマサル氏の絵と相まって、穂村ワールド、ますますほのぼのしている印象の一冊である。

  • やっぱり面白いな~♪癒されるし(*^^*)フジモトマサルさんの挿し絵がまたイイ!この日記を読むと自分の妄想もまだまだだなぁ(--;)と感じたり、自分より上の妄想人がいるんだ!と安心したりする(^^;)

  • ゆるい。フジモトさんのイラストがぴったり。

  • 穂村弘の最新エッセイ。穂村弘という人は独特の観点から物を見るのが上手い人だなと思う。普通の人とは違う視点から物事を見ているのかと思う。短歌にしても、エッセイにしてもこの人の文章というか、言葉遊びは読んでいて楽しいので気持ちが朗らかになる。私も穂村弘みたいな面白い文章が書けたらと思うのだが、なかなかそうはいかないので悔しいとすら思ってしまう。

  • 散文詩的なほむほむの日記。
    ゆるゆる読める。
    最近、”ブルマ”がなくなったことを知るほむほむ。
    ほむほむと呼ばれてるのに、”ヨーグルトポムポム”が恥ずかしくて躊躇するほむほむ。

  • クスクス笑ったり、ちょっとドキッとしたりしながら、あっという間に読んでしまった。穂村さんの書くこういうスタイルのってなんて呼んだらいいんだろう。「エッセイ」じゃないと思うんだけど。短歌はもう一つよくわからないが、これはとても好き。

    可笑しさや味わいを説明しちゃうとつまらなくなりそうだから、多めに笑ったりうなずいたりしたののタイトルだけ。
    「テスト・その2」「差」「小銭処理法」「はらぺこあおむし」「想像」「想像・その2」

    フジモトマサルさんの絵もいい。「肩と肘」のが特に可笑しかった。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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