I love letter

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 346
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905198

作品紹介・あらすじ

最高の殺し文句を、あなたに届けたいーー。「ぼくはママをころそうと思います」--小学生の少年から届いた殺害予告。「どうしても、あの恋文を見つけたいのです」--大女優からの理不尽な依頼。文通会社「ILL(I love letter)」で働き始めた元引き籠もりの岳彦に届くのは、一筋縄ではいかないワケありの手紙ばかり。手紙で届いた厄介事には、手紙で立ち向かうしかない……!メールでは伝わらない想いがある。電話では解決できない問題がある。稀代のストーリーテラーが、手紙をモチーフに紡いだ物語。

感想・レビュー・書評

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  • 文通を業務とする会社なんて面白い。
    SNSが広まった世の中、書く事が好きな人もきっと多いはず。
    手紙って日記みたいなものだし、自分の事を知ってもらう為の手段の1つだしね。
    文通がミステリーに広がっていって面白かったです。

    あさのさんの文って丁寧で優しくて好きになりました。

  • こんな仕事あったら面白いなと思う。
    相手のことを想像しながら書くわくわく。封筒を開ける時のドキドキ!
    久しく手紙なんて書いていないけど、この本を読むと無性に手紙が書きたくなった!

  • 初のあさのあつこ作品。
    すごく読みやすかった。
    先日読了した『手紙屋』のように、文通をテーマとした作品。
    デジタル化が進む世の中で、気持ちを込めた文字でのコミュニケーションって大事なんだなーと。
    想いをカタチにするのは素敵だなと感じさせられた。

  • 文通したくなる。

  • 文通をテーマにした小説。設定はとてもおもしろいなと思いました。
    短編集的な感じで、1話完結型の話なので読みやすかったのですが、もっと踏み込んで登場人物のことを知りたいな〜とも思いました。
    単に私が短編集があまり好きでなくて、一冊丸々な小説が好きだということもあり、読み応えとしては少し物足りなく感じました。
    だけど一つ一つの話は面白かったし、あっという間に一冊読み終わりました。
    今の時代、メールや電話が主な連絡ツールだけど、小学生の頃とかよく友達と文通してたなぁと思い出しました。作中に、想いを伝えるには手紙がいちばんいい、という言葉があって、その通りだなと思いました。今でもたまに何か大切なことは手紙に書いたりすることもあるし、手紙を書くこと自体は楽しいし。私も誰かと文通したくなりました。

  • 主人公(少年〜青年)成長譚。ほんのりミステリテイストも有り。中学生くらいから楽しめると思う。読みやすい。ただ私はマジカルな脇役(この作品ではむぅちゃん)が存在、活躍する物語はあまり好きじゃない。人生、そんなに都合よくいくわけがない!ツッコミ処も多々ある。笑

  • 文通相手とのやりとりが結構短く終わってしまっているので、あっさりし過ぎて少し寂しい。文通の終わり方も何故か悲しい終わりが多いので、もうちょっと色々なバリエーションがあると良かったなと思います。

  • 誰でも、読みやすい。

  • 2019/08/17
    一気読み。
    文通が業務とは面白い。
    6編どれも素晴らしい。

  • 確かに、誰かに手紙を書きたくなるときってある。かわいいレターセットを見つけたときとか、自分が伝えたことを相手がどう受け止めたのかリアルタイムで知りたくないときとか。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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