天才 藤井聡太

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907468

作品紹介・あらすじ

少年は羽生善治の印象を問われると、静かに微笑んだ……。師匠、若手棋士たち、羽生二冠、渡辺竜王らの証言で綴る将棋界の新星の横顔。(※貴重なカラー写真満載!)◎第一章 師弟の七年半天然パーマで乳歯が抜けていた小学一年生が言い放った「ここに歩を打たないと勝ちがないから」というひと言。その出会いから衝撃を受けたプロ棋士・杉本昌隆のもとへやがて少年は弟子入りする。「憎たらしいほど強いけど、将棋盤を離れたら可愛い」と慕われる男の子が史上最年少棋士として日本中を驚かせるまで※本人特別インタビュー収録◎カラー完全保存版不滅の29連勝を辿る◎第二章 若手棋士たちの矜持「私たちの世代が波に飲み込まれてしまう感じがした」三〇連勝を止めた佐々木勇気六段は対局後こんな風に話した。天才中学生に意地を見せ「壁」になっている二〇代の棋士たち。藤井聡太が史上最年少タイトルを勝ち取るには層の厚い彼らの世代を乗り越えなければならない※連続インタビュー永瀬拓矢六段/斎藤慎太郎七段/三枚堂達也五段◎第三章 迎え撃つ王者非公式戦で敗れ険しい表情を浮かべ「すごい人が現れた」と言った羽生二冠。世間の熱狂に流されずクールな視線を送る渡辺竜王。中学生棋士としての先輩でもある二人のタイトルホルダーが藤井聡太という存在について語る●羽生善治二冠「藤井四段の弱点が見えない」●渡辺明竜王「野球で言うと高卒一年目三割三〇本」

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな藤井君
    少年を通り越して立派な社会人
    学ぶべき精神たくさんあります。
    今後も応援していたい。

  • 藤井は最短手数、一直線で相手の玉をめがけて寄せにいく。肉を切らせて骨を断つ。谷川将棋に近い。相手のミスは考えず、自分が間違えたら終わりと。(藤井七段の将棋を見てると本当にそんな気がします)羽生善治評は「彼の弱点が見えない」渡辺明評は「野球で言うと、高卒一年目、3割30本を超えるレベル」。2018年8月3日現在、85勝15敗。8月24日棋聖戦第1次予選で里見香奈女流四冠(26)と対戦、楽しみです。中村徹&松本博文 著「天才 藤井聡太」2017.9発行。師弟の七年半、若手棋士たちの矜持、迎え撃つ王者の3章立て

  • 第1章は生い立ちから29連勝までを主に師匠の証言から簡潔に。29連勝の記録は対戦棋士の解説やコメントもあり。カラーの写真もあるので視覚的にも読みやすく思える。後半の若手棋士、ベテラン棋士のインタビューも面白く読めた。

  • ★以前読んだ『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』と比較すると、こちらは若手棋士へのインタビューがあったり、師匠の杉本昌隆七段はじめ棋士への取材、写真が多い。より将棋ファン寄りの内容という感じ。

  • 藤井聡太、29連勝の解説や、インタビューなど。
    なかなか読み応えあり。

  • 藤井くんは天才型の現代っ子。

  • 日本一有名な中学生、棋士・藤井聡太。
    彼の幼少時代から公式戦29連勝を成し遂げるまでの軌跡をまとめた本です。

    「藤井聡太被害者の会」(藤井四段に連敗した棋士たち)にインタビューは残酷に思えました。

    気になった文章は、師匠・杉本昌隆七段の「師弟観」(31頁)、斎藤慎太郎七段の「羽生世代が勝ち続ける理由」(152頁)、羽生善治二冠の「変わりゆく現代将棋」(188頁)の3つ。
    特に羽生先生の「これまでの経験や知識が役に立たなくなっている」発言は、藤井四段の凄さと9×9=81マスの世界の深さを感じさせられる一言でした。

  • 将棋は駒の動かし方ぐらいしか知らないが、興味はそれなりに持っている。
    デビューから29連勝という前人未到の記録を打ち立てた藤井四段の素顔に迫る。
    対戦相手は勿論、先輩棋士もほとんどの人が彼の悪口を言わない。ただただ、末恐ろしい人だと言う。
    しばらくは彼の戦いから目が離せない…。

  • プロ棋士になっていきなり29連勝を達成した藤井四段を分析した一冊。

    様々な棋士の証言による分析があり、最後には元中学生棋士の羽生と渡辺の証言もあるので、とても参考になった。

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著者プロフィール

編集者・ライター。高知県出身。大学でコミュニケーション学を専攻。『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭ってナンだ?』『言の葉連想辞典』など数々の編集・執筆を担当。言葉やビジュアルを通して、人生を考えるきっかけになる本を探求する。

「2018年 『悪魔の辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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