七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163908946

感想・レビュー・書評

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  • IWGPシリーズ。何年たっても、マコトもタカシも老けません。。。疾走感のあるストーリー展開はいつも通りですが、政治に対する風刺というか皮肉が随所に盛り込まれているように感じました。

    【泥だらけの星】
    芸能人の不貞行為がバレそうになるのを何とかする話し。近頃の文春砲とLGBTを思い起こさせる内容です。

    【鏡のむこうのストラングラー】
    ストラングラーものは前にもありますが、ネタ的には使い回しですかね。このシリーズ何処かで風俗ものが出てきますが、それがこの回。今回は沖縄の貧困問題がさらりと入っています。

    【幽霊ペントハウス】
    高級マンションで発生した異音の原因を探る物語。殺人事件は起こりませんが、神社を主題にすると、富岡八幡宮の事件を想起させます。

    【七つの試練】
    ネット上で出される七つの試練によって、逮捕者や怪我人が出たためマコトが出動する話し。
    ネットものもこのシリーズでは定番ですね。

    一番良かったのは、泥だらけの星ですかね。
    完全なハッピーエンドではないですが、逆転劇があり、痛快な気持ちになりました。

  • いつもながらいい感じ。マコトとキングかっこいい。次回も期待です。

  • 大好きなシリーズ♥
    でも今回はわりとサラッとしてたかな?
    キングもマコトもゼロワンも、みんなカワイイのよね…w

  • 池袋ウエストゲートパーク(IWGP)最新刊

    でも、池袋西口公園がなくなったらこの小説も完結するのかな?笑

  • 幽霊ペントハウスの出来がシリーズ中、最弱でした。

  • トラブルとしては軽めだけど、
    その分、わかり易くて読み易い。

    新たなキャラ(マユキばあちゃん、ヤミオ)も登場して、
    楽しめた巻でした♪

  • 現代を映した4編の短編からなるIWGPの第14弾
    今回もトラブルシューターとして、マコトが相変わらずの活躍ぶり。
    毎回そうだが、読んでいるときは池袋ウエストゲートパークの新作読んでいるというワクワク感を得られ、読後は清々しい気持ちになる。
    以下、作中の文で惹かれたマコトの言葉。
    「俺がどんな気分で生きるかは、毎日俺自身が決める問題。何があっても上機嫌で生きる。そいつはこういう時代には悪くない心がけだ」

  • 安定のシリーズ。ただもう年齢が実際の話と合わない。長編が読みたいな。 2018.9.18

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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