- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163909233
感想・レビュー・書評
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結構すきなお話だった。
悲しくなるし、そこまでぶっ飛ぶ?って思うかもしれないけど。
十人十色って言うわりには、世間は少数派な意見を否定するよねって思った。
平成くんの考え方も分からなくはないし、愛ちゃんの考え方も分からなくはない。
どっちの目線にも立てるなって自分は思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃくちゃ悲しくなっちゃった。
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気になって読みたくなった作品。
読み終わった時、不思議な気持ちになった。
感動?切ない?面白い?
確かに面白かったけど、笑えるって意味よりは平成くんの考え方とか今まで考えたことのなかったようなことを掘り下げて考えさせてくれるような、そんな空気感がほんとに面白かった。
生きる、とか死ぬ、とか口にするのは簡単だけど、この小説を読むと題材が安楽死とはいえ、なんかリアルな死や死ぬ時の周りの状況、残された人の気持ちを想像してしまう。
きっとそれは普段何気なく生活してたら考えないようなことで、この小説をきっかけに考えられることはいい事なんだろうなぁって思う。
読んだ後、自分はやっぱり大切な人には生きてて欲しいってすんごく思った、。
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死ぬってなんだろうと誰でも一度は漠然と考えたことに触れた一冊。きっと、死生観についてややこしく考えるから生き辛くなるし、『人生の締め切り』も必要なんだろうなぁ〜と感じた。最後のシーン、すきです。
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読み終わったあと 愛ちゃんどうしてるかなあ とふと思った。
「猫になったんだよな 君は」のフレーズが浮かんで
愛ちゃんを抱きしめたくなった。
切ない。
古市さんのイメージが変わった -
「1年近い猶予が殯としての機能を果たしたのかも知れない。」淡々と進んでいくんだけど続きが気になる。普通の私には理解し難い性格や生活が描かれているんだけど、、、最後は切ないなぁ。
殯(もがり)・・・死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。 -
平成くんは古市さん?!??と錯覚しそうになる。
実在する人物名や名称が出てくるので、現実とごっちゃになりそうでした。
古市さんの思惑でしょうか…