- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163909288
作品紹介・あらすじ
雑誌「CREA」で連載の「おなかのおと」が書籍化で話題!
むぐむぐ、むしゃむしゃ、むふふのふ。
「美味しい」って楽しくて嬉しくて、
ちょっと切ない。
大好きな食べ物のことを考えると、私のお腹はきゅるると鳴り、
耳の根っこがきゅうっと痺れ、胸の奥がぎゅっと疼く。
書きたいことは揚げたてのメンチカツの肉汁のごとく、
はたまたもぎたての桃の果汁のように、
次から次へと溢れ出してくるのだった。
女優でモデルの菊池亜希子の子ども時代から母になった現在までの
「食」にまつわるエッセイ集! 著者によるイラストも満載。
感想・レビュー・書評
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おばあちゃんのミートソースの話が切なかった。
あっこちゃんなりの優しさからしていた事だけど、子どもには分からない、大人同士のやり取りがあって、後悔しても取り戻せないもの。
育児ノイローゼに気味になったときに、夫があっこちゃんのお母さんから煮豆の作り方を教えてもらった話がよかった。
食には楽しい思い出もあるけど、悲しい事も思い出したくない事もある。
嫌な思い出も、振り返れる出来事になったらいいな、と読んでいて、ふと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普段の生活の中の普通の食べ物のお話。
特別な事をしなくても、
心に残る食事の場面があって、
クスッと笑えたり、切なくなったり…
そんな、記憶を呼び起こしてくれる
いいエッセイだなと思いました。
菊池亜希子ちゃんの絵と文章、やっぱり好き。
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一話が短く、肩肘張らず読みやすい。
読んで、いい気分転換になりリラックスできた。
グルメすぎず、地に足ついた日々の生活の中での食が散りばめられている。
いい思い出も、少し切ない思い出も。
人と人とで出会ってみたいなぁ、と『へそまがり』から感じてたことを、さらに思わせられた一冊。
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こだわりが傷つくところがあって、ほんわかしてるのに少し残念だったな。
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図書室本。ひさしぶりに菊池亜希子さんのエッセイを読みました。ファッションや散歩ものは昔とても好きでよく手に取っていましたが、食べ物エッセイも、やっぱり、ほんわかしている中にもこだわりの強い部分があって、良かったです。同じく胃腸の弱い少食な食いしん坊だからでしょうか。趣味嗜好にどこか似ているところがあると、勝手に親近感を覚えています。
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ほわほわ。おもしろかった。
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やさしいあっこちゃんの綴る本。
彼女らしくやさしく、あたたかく、小さなエピソードがいっぱい。
かもめブックスで購入した思い出の本。 -
食事ってやっぱり家族なんだなー。
家族の変遷と食事の関係がよく見えるお話。