ズレずに生き抜く 仕事も結婚も人生も、パフォーマンスを上げる自己改革
- 文藝春秋 (2019年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163910246
作品紹介・あらすじ
「あるある」「上層部に読ませたい」「励まされた」など30代、40代の共感の声多数。うまくいかない、おかしい、腹が立つ。仕事、会社、人生、社会でズレているのは自分?それとも…。文春オンラインの人気著者による、時代と自分のズレを 認識し希望に変えるための必読書!●目次【第1章】 仕事観のズレ・部下がついてこない人の「失敗の本質」・勉強する力が求められ、必要とされている時代に・どうすればベテランとうまく仕事ができるのか?・頭のいい人たちが集まっているはずの組織がやる、馬鹿なこと【第2章】 人生観のズレ・休むのが下手で、頑張れば上手くいくと思い込み過ぎ・「我慢する」より「好きなことだけしてる」人生の価値・この時代「人生のデザイン」なんて、できるのか【第3章】 企業観のズレ・若者に、いまの年寄りの人生アドバイスは役に立たない・裁量労働制でも変わらない日本の封建的労働環境・「ダイバーシティ」の世の中で通用しない組織論・「人工知能が採用面接で人間を見抜く時代」の欺瞞と憂鬱・ベンチャー企業の落日から長期経営について考える【第4章】 世代観のズレ・高齢化問題は、実は「30代と40代の問題」・無かったことにされる「男の育児」と「高齢者問題」・育児に労働に疲れ果てる女性と、所得が低いと馬鹿にされる男性・通勤ラッシュの赤ちゃん「日本は育児に冷たい」の妥当性【第5章】 結婚観のズレ・契約結婚サイトに見る修羅と煉獄・「絶対に成功しない婚活」×「必ず結果を出す正しい努力」・「わたし、肉食だから」と自称する女の人について【第6章】 時代観のズレ・この時代の新しい被差別階級「おっさん」・「社会的に許されること」の許容量が減っている・オタクがオタクでなくなるとき・無い才能の、見切り方
感想・レビュー・書評
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40-50代のリアル
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「儲かっているときに社員を甘やかす会社は儲からなくなるとまず社員の労働間をシメることでコストダウンを図り始めるのは常識と言える。」という文章が印象的でした。
本書の著者の本を始めて読みました。文章は独特ですが、人間の考え方の違いなどに気づけるきっかけになると思います。 -
斜に構えているが染み込む文章
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文春オンラインやYahoo!ニュースでたまに読む著者の文章が好きだったので購読。期待どおりでした。
さすがコンサルタントとして様々な人と関わっているからか、前半は何とも心に響く、勉強になったとも言える内容。リーダー論とか、我慢の定義とか。後半は期待していたエッセイのような感じで、楽しく読めました。
今後自身の世の中との接し方が変わるときに、再読する価値アリかなと。 -
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ただの連載の寄せ集めで、タイトルと中身はずれているが、普通におもしろい。さすがやまもといちろうという感じ。
P38 よくあるケースが、経営者の思い付きでPrjが始まったケース。いきなり仕事が降ってきてプレイボールとなるわけですが、なにが嫌だって、意思決定者である経営者がなんとなく漠然と思いついたことを部下に「やれ」と言い出すことが出発点で、その経営者がどんなイメージで「やれ」と言っているのかさっぱりわからないままPrjがスタートしてしまうのが本当にいやです。
P76 実際には、美人でも美男子でもない大多数が、若さすらも失い、たいしたことのない人生を送る。人生はその暇つぶしとして過ぎていくのが現実です。
P169 もちろん見た目がブサメンだ、不潔だ、太ってる、ハゲが嫌い、服のセンスがないなどなど、外見の問題もあるでしょうし、人の話をきかない、変な趣味をもっている、ハゲが嫌い、話し方がきもい、ハゲが嫌いなどいろいろ内面を思わせるものもあるでしょう。 -
文体とは思考の全裸化であり、生き方だ。山本一郎さんの語り口は読み手に「思い当たる節」を想起させながら、その論理性で窒息してしまいそうな文章によって、やがて私たちは老いて死ぬのだという諦観を超えて、生きるという綺麗事を真っ直ぐに書く。浪漫はない、軸なきこの時代の身の処し方がある。
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普通の人が普通にかんがえてること、感じてることをそのままダイレクトに表現した形の文章が多々。生き方を見直すきっかけがあるかどうかは別として、肌感覚的にはただしく認識できる内容なが詰め込まれていた。
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共感することが多。あとがきがこの人そのものだ。