- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163913551
感想・レビュー・書評
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軽トラ・廃車寸前のボルボ・ロケバス
ちょっと変わった車と中高年の物語
派手さはないけどストンと心に落ちる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”田舎のポルシェ“といわれる軽トラック、廃車寸前のボルボ、孫が運転するロケバス、、それぞれの事情を抱えて目的地へと向かう者たちが織りなす味わい深い3篇のロードストーリー。
ボルボに同乗する、立派な妻を妬む夫だけはなんだかな〜だけど、思わぬトラブルに見舞われながら目的果たす車の旅は思いの外爽快だった。
なんだか車を運転して遠くに行きたくなりました。 -
懐かしい北海道の情景。中でも護岸工事がされてない川。川辺林の間をゆったり流れる水、心安らぐ風景にどれだけ癒された事か。車テーマだったんだ。愛車との別れの旅行、考えよう!
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昭和を生きた者にとっては、田舎のポルシェの親も、それに反発して生きようとする娘の思いも理解できる。
ロケバスアリアも古希の主人公の生きた人生や、時代背景、わかるなー。
なぜだか、懐かしい思いで読み進んだ。 -
【旅のスリルと人生の滋味がたっぷり詰まったロードノベル作品集】大型台風が迫る中、強面ヤンキーの運転するオンボロ軽トラで東京を目指す女性。波乱だらけの強行軍を描いた表題作ほか全3編収録。
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三台それぞれの車を巡るロードトリップストーリー
車そのものよりも、人間模様があくまで主役。
表題の軽トラ編が一番ドラマチックだったかな… -
「軽トラ」「ボルボ」「ロケバス」とのドライブ3編。行き先もその目的も違うけれど、それぞれの秘めた思いなどが軽いタッチで描かれていく。旅先で見知らぬ人たちとの触れ合いや助け合い、日常と変わった風景。トラブル連発でも人の温かさに触れることのできる作品。
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ストーリーのベースとしてクルマがありながら、その内外で繰り広げられる人間模様。3話のオムニバス。各話、選ばれているクルマがなかなか渋い。田舎のポルシェなんて呼び方は知る人ぞ知ることなのでは。それについて語るくだりはなかったと思いますが。個人的には2話目の話がドラマティックで好み。