がんというミステリー (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166604470

作品紹介・あらすじ

近代医学にとってがんは謎のかたまりだった。一体何が原因か?なぜ増殖を続けるのか?医学者らは目の前の患者を救う一方で、その正体を知ろうと奮闘した。かくて臨床治療と病理研究が絡み合いつつ進展し、今、救命率は向上、謎の多くが解明されようとしている。その謎ときの百年余の歴史をたどった本書は、さながらミステリー小説を読むがごとくスリリングかつエキサイティング。むろん筆は現在の最先端治療、がんの最新像にまで及ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

  • ここで綴られた、癌と闘う100年の歴史に続く、その後の10年の進歩が目覚しく、そういう点ではどうしても古い情報にはなってしまうけど、主旨はそこにあらず。癌との戦いを中心に、医学史が駆け足でまとめられていて、読み応えは十分。癌を中心に据えながらも実は、外科の盛衰とか、創薬の努力史とかが、偉人伝と共に、医学全体のこととして語られているから、癌に限定しなくても楽しめる。興味深い読み物でした。

  • [ 内容 ]
    近代医学にとってがんは謎のかたまりだった。
    一体何が原因か?
    なぜ増殖を続けるのか?
    医学者らは目の前の患者を救う一方で、その正体を知ろうと奮闘した。
    かくて臨床治療と病理研究が絡み合いつつ進展し、今、救命率は向上、謎の多くが解明されようとしている。
    その謎ときの百年余の歴史をたどった本書は、さながらミステリー小説を読むがごとくスリリングかつエキサイティング。
    むろん筆は現在の最先端治療、がんの最新像にまで及ぶ。

    [ 目次 ]
    がん発生は局所から
    「魔法の弾丸」を求めて
    人工がんをつくり出す
    外科手術の近代化
    化学療法のパイオニア
    毒ガスから生まれた抗がん剤
    新時代を開いた吉田肉腫
    抗がん抗生物質の誕生
    進みゆく三大治療法
    免疫療法登場す〔ほか〕

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。医・科学ジャーナリスト。「週刊文春」編集長等を経て、フリー。著書に『毒ガス開発の父ハーバー』(科学ジャーナリスト大賞)、『毒ガスと科学者』など。

「2014年 『「科学者の楽園」をつくった男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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