- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166605309
感想・レビュー・書評
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イスラム教にとっての豚肉やヒンドゥー教徒にとっての牛肉、ユダヤ教徒にとってのタコ・イカ・エビ・カニの類を含めた「鱗のない魚」は、それぞれ宗教的ないわれをもって禁忌とされているが、アフリカの人々にも、死をも超越する強い禁忌があったということだ。
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1冊で通説がわかる本だが、信憑性が低いことを踏まえて読むこと。
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今の部署の業務が国外に関する業務なので、世界の紛争問題について、事実関係だけでも網羅的にわかるものはないかなぁ、と思って手に取った新書。紛争は宗教と民族の概念が絡んでくるため、原因やら背景やら解釈については、信頼できる書き手を選ばないといけないのですが、そういう人は網羅的な概説書を中々書いてくれないんですよね。
この本は、事実をトピックとして取得するにはいいと思いますが、ちょっと深い部分では色々と危ない部分があるようです。
個人的には、後半に出てきているユーゴスラビア紛争の問題についての記述が気になりました。民族浄化(ethnic cleansing)という用語の取り扱い方ですが、使われた背景や文脈が特殊で、当事者たちの意図が反映されている言葉なので、注釈なしでさも最初から決まりきっている普通名詞のように使われていて、不安を覚えました。
そしてどの民族紛争を見ても大体英国(の分断統治)が絡んでくるので、「またイギリスか」と思わずにはいられない内容です。
クルドの問題と英国自治領の問題を見たかったのですがどちらもこの本ではきちんとは触れられていませんでした。ほかにもっといい本の心当たりがある方は教えてください。
と、内容やに色々注文を付けたくなる本ですが、「網羅的にわかる」という意味では良い本だと思います。細かい内容にミスや危ない部分はありそうですが、世界地図です。 -
『201204 民族強化月間』
世界の民族問題を概観できる良書。 -
手頃にまとまっており民族という観点から世界を俯瞰するには良いかもしれない。
が、やはりどうしても一つ一つのトピックに対する記述量は制限されるし、詳述もできないであろうから、仕方ないとはいえ物足りない。だが、それ自体はむしろ良いことかもしれない。物足りなさを感じる時点で次があるということだから。
中東に関しては比較的記述が多いように感じるが、やはり見えてこない。
世界に対して知らなければならないことはあまりに多い。 -
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新 なしに比べて、エネルギー問題等を入れて、章構成を再構成している。読みやすいが、両方読めた方がよいと思う。