戦後10年 東京の下町 (文春新書 600)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606009

作品紹介・あらすじ

戦後の東京で見かけたもの、爆弾あられ、チョコレート、手作りラジオ、フクロウ、トンボ、小平事件、メチル中毒、夜鍋、停電、馬車、ジープ、木製エスカレーター、日の丸、デンチク、テレビ。人も世も誇りを失った戦後-バラックが並ぶ埃っぽい神田の地に平屋が建ち、二階が載るまで10年。材木商を営む一家は、下町東京人の変わらぬ矜持で混乱を静かに乗り越えた。戦後の日常生活記。

感想・レビュー・書評

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  • 2016年7月18日、読了。

  • 自分が年をとったとき、自分が若かった時代を、これくらい詳細に、エピソードを盛り込みつつ語れるだろうか、そんなことを考えながら読んだ。よい本。

  • 2008/07/02

  • これもタイトルどおりの本。著者が体験した戦後の東京の下町の光景について思い出語りをしている。
    視点がいいのか語り口がいいのか分からないが、そんなに個人の自己満足という感じはうけなく、歴史の裏側を垣間見たような感覚になれる。

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著者プロフィール

1942年東京・神田生まれ。慶應義塾大学卒業。ソニー・ミュージックプロデューサーとして、レコード、CDの録音制作を行う。六代目三遊亭圓生の『圓生百席』をはじめ、古今亭志ん朝、柳家小三治など、録音の総制作タイトルは250以上。古今亭志ん朝が唯一その高座の録音を許した。TBSテレビ「落語研究会」の解説を担当。

「2017年 『落語ことば・事柄辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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