- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166606023
作品紹介・あらすじ
事務次官や官邸などを巻き込んだ攻防の末、「女子の本懐」の言葉と共に防衛大臣を退いた著者が、今だからこそ明かせる胸の内を緊急出版。
感想・レビュー・書評
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斜め読み。
国防の詳しいことはよくわからないが、インテリアと人事で辞任していったという印象詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京都知事の小池百合子先生による著書。小池百合子先生が小池百合子防衛大臣だった日々を簡潔にまとめています。とても読みやすい文章で、最後まですらすらと読めました。最近の女性政治家は、秘書への暴言で世間を騒がせた豊田真由子議員や、不倫問題が報道された今井絵理子議員や山尾志桜里議員など、政治とは別の面ばかり目立っているけれど、小池百合子先生の凄さを改めて感じました。
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防衛大臣としての55日。強い気持ちで歩まれた軌跡に、励まされる思いがした。
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本当に政治家と官僚てくだらねぇ。でもこういうのが読みたくて読んだから満足。
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最近気になってる小池百合子さん.肝が据わってるのに上品さがある.なんて格好良いんだ...
本書はそんな小池女史が防衛省大臣を務めた55日間を中心として,小池さんの政治観や信念が語られている.
政治は全く興味がない私なので,まず「大臣ってこんな仕事してるんだ」っていう発見があった.
参院選前だったからなのかもしれないけれど,選挙応援演説の多いこと,多いこと...
これはもっと,大臣の仕事に専念させてあげて欲しいと思ったよ.
でも,選挙って,民間企業で言うところの「資金調達」や「採用活動」の一面があると思って,要はこれがしっかりされなければ何の政策も進めていけないと.
だから,やはりとてもとても重要な仕事の一つなんだと思った.
あと,防衛省大臣を55日間で辞職してしまうところ.小池さんが辞めなくても!と思うのだが,全体最適を考えたら私が辞めるべきだと仰る.全体の利益のために個人の利益を捨てられるその胆力は尊敬する.「体の良い逃げ」なんて意地悪な見方もできるし,私が子供なのかもしれないけれど,でもやっぱり決めるべきところでビシっと決められるっていうのは素敵なことだと思う.
でも,やはり優秀な人は残って戦って欲しいと思うよ.都知事頑張って欲しい.
女性性なのかと思うが,変に自分を誇示したりしないで等身大で書かれている所も好感が持てる. -
なかなか興味深かった。元キャスターだからなのか、自分の見せ方や伝え方など言葉の選択も含めて上手いなと感じた。新都知事の手腕はお手見拝見でしょう。
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とりあえず、新しい都知事の思考回路が多少わかった。
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都知事選への出馬で話題の小池さんが、2007年に防衛相を退任した直後に書いた55日間の防衛相としての日々を主に綴った本。うーん、続投しなかった裏には何か書かれていない攻防があったのではないかと憶測もするけれど、突然であったろう就任をものともせず、堂々とした仕事っぷりに思えた。続投して長くやったら、もっと防衛省は改革されたような気もするけれど、それはそれで様々な軋轢も生んだことだろう。小池さんは異端であることをよしとする人だし、ぶっ壊すことをためらわない人だから。
キャスターの経験があるせいもあるだろうけど、常に自分がどう見られているか、どのように見せたらいいかを判断しながら行動する人なのだと思った。かといって、見た目ばかりでポイントを稼ごうというのではなく、きちんと自分の政策的な考えもあり、それを磨く努力(というか足場固め)も怠らない人という感じ。こういう、いわばしたたかさともいうべき点は、もしかしたらカイロの大学で学んだ小池さんならではの、アラブ的な思考の要素が関係しているのかも……と思うのは短絡に過ぎるだろうか。 -
小池百合子は安部内閣のときに防衛大臣に就任した。たったの55日間。そのときのことを日記的に記述した本。防衛大臣の日常を垣間見るのは興味深かった。しかし小池百合子はテレビ東京ワールドビジネスサテライトの時から知っているが、もっと頭の良い人かと思っていた。いまはすっかりネオコンかぶれになってしまい、自衛隊をテロとの戦いから撤退させると、日本が世界から信用を失う!なんてことをこの本にも書いている。本心からそう思っているなら、全くおめでたい人だ。さすがにそんなに愚かではないであろうから、きっと本当のことを知っていながら、そんな風に日本国民を欺こうとしているのだろう。そのほうが悪質ではある。