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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166610730
感想・レビュー・書評
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新選組は清河八郎が幕府に働きかけて浪士が集められた集団が母体だが、清河はすぐに朝廷側につき江戸に帰った。残された芹沢・近藤らは攘夷活動経験を有する芹沢のつてで会津藩主松方容保預かりの立場を得た。芹沢は酒癖が悪く酔うと強盗や放火をやらかしたため、会津藩から近藤土方らへ暗殺命令が下った。土方と沖田が寝込みを襲い殺した。
山南敬助は試衛館以来の同志で、学に優れ近藤派の中では近藤に次ぐ有力者だった。人柄もよく人望もあった。突然切腹しておりその原因ははっきりしない。尊王派の伊藤甲子太郎と通じたことを親幕派の近藤らに嫌われた、西本願寺への移転を強行しようとする近藤を諌めるためなど諸説ある。
伊藤甲子太郎は尊王攘夷のため新選組入りしたが近藤土方は親幕であり、分離を企てた。油小路で惨殺され、伊東一派も殺された。
新選組が殺した敵より殺した身内の方が倍くらい多い。幕臣や藩士など正規の武士なら財産没収などの処分もあり得たが、新選組隊士は無産者ばかりで担保となるのは命だけだった。そのため処分は切腹しかなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【殺した敵(26人)より、粛清した味方(40人)の方が多い! 】
この触れ込みに興味を持って読んでみましたが、別段取り立てるものもなく、また組織「論」と言うには疎かな内容でした。また史実と著者の説が混同していて、本当の事なのか定説なのか分からなくなる部分も多く、そのあたりをすっきりさせてほしいと感じました。
僕の評価はA-にします。