- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166612802
作品紹介・あらすじ
著者がアメリカトップの大学の一つであるスタンフォードの門を叩いたのは、1987年のこと。それから多くの蒙を啓かれること30年余、真の成果主義や個人主義について学んだ。スタンフォードの特徴をひと言で言えば、風通しが良いことと、文武両道である。「協調のスタンフォード、競争のハーバード」と言われるゆえんだ。たとえば、オリンピックの金メダルの数で言っても、日本が束になってもこの大学一校に及ばない。ノーベル賞受賞者にいたっては32人も輩出している。本書は4章構成である。【第1章】では、自分の仕事のペースをいかにしてつくるかや時間術について述べる。日本とは比較にならない研究現場の過酷さにも触れる。【第2章】は、人材獲得術、リーダーシップ、成果の上がる組織をどのようにして作るかについて述べる。【第3章】では、マネジメントの重要さと、国際的に通用する人材をいかにして育てるかについて述べる。【第4章】では、パーティ術、創造性を豊かにする教育や人生を楽しむ西海岸の生活についても触れる。仕事はもちろん人生にも〝効く”仕事術で、あなたの生き方は確実に変わるはず!
感想・レビュー・書評
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●シリコンバレーにあるスタンフォード大学も何事も早い。3年前は既に過去。
●学問の場でありながら、起業家精神を重視する大学。
●日本の大学はブームに乗っかってばかり。
●会議の前にあらかじめ決めることを共有しておく。時間は有限。
●情報のフリーライドは避ける。対等に交換すべきである。
●経費清算の良い意味でのどんぶり勘定。
●ナルコレプシーとは、レム睡眠の異常を伴う原因不明の過眠症。日中強烈な眠気に襲われる病気です。金縛りもこの症状を1つ。
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 スタンフォード式「自分のペース」をつくる働き方(教えられない、指示されない。自分のやり方で働けるという自由/アメリカの研究は学内での“起業”と同義。資金調達もマネジメントも自らの責任 ほか)/第2章 スタンフォード式成果が出る組織の作り方(教授はマネジメント能力が試される/降って湧いたスタンフォードとの共同研究 ほか)/第3章 スタンフォード式お金のセンスの育て方(自分の給与は自力で上げるもの/マネーマネジメントをできることがリーダーの条件 ほか)/第4章 スタンフォード式個人主義の育て方(アメリカのパーティ術その1 大規模パーティは“一番乗り”で、早く行って早く帰る/アメリカのパーティ術その2 効率が第一。自分を印象付け、簡潔に説明する ほか) -
自身のスタンフォードでの生き残った際の内容を平易に記載。研究の取り組み方が前半、ライフスタイルについてが後半に記載されている。また、最後に社会と研究の関わり方もあり、日本で足りない研究に対する意識を垣間見ることができた。
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2020/10/11廣文館
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タイトルが少しミスリード。経営の素養まで求められるアメリカのファカルティの仕事を通じて得た著者の気づき、および日本の現状に対する違和感を論じている。キャッチーで分かりやすい仕事術があるわけではないが、その視点はなかった!と気づく点が多かった。
第4章が印象的。「良き眠りは良き覚醒なくして成り立たない」はシンプルで好きなフレーズ。 -
【30年間で学んだ仕事術をすべて公開する!】スタンフォードは、新たなアイデアとビジネスを生み出す知恵で溢れている。ビジネスパーソン、起業家、研究者のための斬新な仕事術!