夫のLINEはなぜ不愉快なのか (文春新書 1282)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612826

感想・レビュー・書評

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  • 猫丸さんのレビュー見て、タイトルにドキッとする。
    妻の目の前でLINE見てニヤニヤしていることを不快に感じる、という意味なのかと考えたから。
    まあ、しかし、実は、最近は飲み会もゴルフも減り、LINEをあまり使っていないので、ドキッとする必要はなかった、という寂しい事実にすぐ気づいた。

    読んでみると、タイトルは「夫から来るLINEそのものが不愉快だ」という身も蓋もない意味だったのだが…

    確かに、家族へのLINEは句読点もスタンプも絵文字も使わず、味気ないのだそうだ。
    昨日娘に、友だちへのLINEを見られ「パパ、友だちにはこんなに優しい言葉使うんだね」と指摘されドキッとした。
    う〜ん、反省。

    この本は男女のすれ違いの理由について、親との関係性や結婚に求めるものの違いなどに着目し、解き明かす本。

    例えば、
    ・女性は理想の家庭を築くために努力を惜しまないが、男性は結婚により自分の生活を変えようと思わない。
    ・女性は話に共感を求めているが、男性は自己解決を目指しがちなので、共感を示すことに意義を感じない。それが、女性に孤独感を感じさせる。
    など。

    夫婦仲が冷えてしまっているのなら、改善するために、次のステップを踏むと良いとのこと。
    ①食事を一緒に食べる
    ②「ありがとう」と「ごめんなさい」を増やす
    ③一緒にできることを増やす
    ④夫婦の課題を話し合う

    なるほど、参考になります。
    多少説教くさい部分もありますが…

    • nejidonさん
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いやぁビックリです!私もタイトルだけで誤解してました。
      Lineの文章にまで文句を言われるんだ。うわぁ、嫌...
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いやぁビックリです!私もタイトルだけで誤解してました。
      Lineの文章にまで文句を言われるんだ。うわぁ、嫌だ。。(笑)
      私は女ですけど考えたこともないです。
      友だちには優しい言葉を使うって、当たり前じゃないですか、友だちは他人だもの。
      こういった本で結婚したいというひとがますます減っていくでしょうね。
      でも①から④までのステップはすごくまともです。
      これくらいならどこの家でもやっているような。。違いますか?
      2020/10/17
    • たけさん
      nejidonさん、こんにちは!
      そうなんですよ。
      LINEの文章が残念な夫が多いみたいですよ。

      確かに読み返すと、雑なんですよね。
      友だ...
      nejidonさん、こんにちは!
      そうなんですよ。
      LINEの文章が残念な夫が多いみたいですよ。

      確かに読み返すと、雑なんですよね。
      友だち並みまで行かなくても、もう少し丁寧に書こうかな、と思いました。

      なお、改善のためのステップですが、僕は①と②で既につまづいてしまいます。
      おっしゃる通り、どこの家でもやっていることのように思いますが…
      ますます、反省…
      2020/10/17
  • 「夫は私に関心がないのです」――年間200家族の相談を受ける人気カウンセラーが語る“こじれる夫婦”の特徴 | 文春オンライン
    https://bunshun.jp/articles/-/40423

    文春新書『夫のLINEはなぜ不愉快なのか』山脇由貴子 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612826

  • 妻のトリセツに似てた。参考になるけど、いざ実践にとなると難しそう。

  • 相手に興味を持ち続けることが大切。

  • 男と女の性差から見る、考え方の違いがあることにより、夫婦にいろいろな問題が生じる。
    うまくいかない原因は
    「興味」「育ってきた家庭環境の違い」など。

    恋人と夫婦では接し方が違ってしまうのではなく、
    1人の人間としてお互いを尊重して生活すること。
    良く話をすること、話を聞くこと。
    お互いを理解しようとすること。

    人として思いやりの心が大切だと思った。
    もちろん性差を知って妥協することも一つ。

  • 夫婦仲の不正解と正解が書かれているので、書かれていることを遂行できれば夫婦仲はよくなる。
    ウチは8割ぐらいできてるかな?仲良い。

  • 男性と女性では結婚に求めるものが違う。女性の方が結婚に求めるものが大きい。
    夫婦のすれ違いは結婚前から始まっている。

    調査結果から見えてくる女性の本音。仕事や自由を犠牲にして、家事育児をこなすことになっても、それでも良いと思う相手に巡り合えたら結婚したい。
    そのため、女性は結婚生活のための努力を惜しまないが、男性は結婚によって生活を変えられるのを嫌がる傾向にある。

    女性の方が孤独に弱いため、一緒にいるのにかまってくれない(夫がゲーム、スマホばかりやってるなど)という不満を抱きやすい。
    男性は放っておかれることを好むため、妻のことを放っておいても良いと思っている。悪気あるわけではなく善意でやっている。

    女性は誰かに話し、共感してもらうことで怒りや悲しみといったマイナスの感情を処理する。
    会話がない、コミニュケーションがないということは、女性にとってはイコール関心がないということ。
    積み重なると離婚を考えるほどの苦痛になる。

    夫婦仲が悪いことは子供の成長にも悪影響を与える。特に子供の前で怒鳴り合うことは絶対にやってはいけない。子供に相手の悪口を言うのもNG。
    子供に愛着障害をもたらし、大人になっても良好な人間関係が築けなくなる。
    教育方針は夫婦で必ず一致させること。子供が原因で喧嘩していたら、子供の自己肯定感は下がる一方。
    子供は自分で決めたことでないと本当の努力はしない。親からの一方的な押し付けはNG。
    信頼して放っておくのが吉。
    子供の健全な成長のため、まずは夫婦仲が良くないなら見直すこと。明るく笑顔がある、子供がリラックスできる家庭をどうしたら構築できるか、お互いに努力すること。
    それでもダメなら離婚を考える。
    ギスギスした関係を子供のためという理由だけで続けるのは返って子供に悪影響。
    それでも、子供にとっては両親そろっているのが一番良い環境であることは間違いない。

    妻が怒るというのは、まだマシな状況。夫に期待している、関心がある証拠だから。
    期待も関心もなくなったら怒りさえなくなる。

    妻がやってくれることは当たり前と思わずに感謝すること。
    妻の方も夫がやってくれたことは、どんなに雑でも感謝すること。

    長い夫婦生活で一番難しいのは、お互いに関心を持ち続けること。
    今日何していたか、何に関心があるか、どこに行きたいか、何を食べたいか、時間と共に相手の興味も変わるから関心を持ち続けることが大切。

    人は誰でも愛情の器を持っている。
    夫婦で愛情の器が満たされないと、外で満たすようになってしまう。
    夫婦で器いっぱいの愛情を満たすと、溢れた愛情は子供に注がれる。

  • 極普通。

  • ●夫婦がお互いについてうまく理解できない原因は2つある。1つは男性と女性と言う性差からくる違い。もう一つは育った家庭環境の違いです。
    ●結婚によって負担が増えるのも、自由さ、気楽さが失われるのも、男性より女性の方。
    ●女性は「理想の家庭」を考える。理想の家庭像を実現するために努力します。だから、夫が生活を全く改めないと「私のために努力をしていない」と妻は感じて不満を抱く。逆に男性は、結婚によって自分のライフスタイルを大きく変えることを望まない。
    ●妻が、子供が欲しい、家が欲しいと言ったときに、本心は「子供ができれば責任感ができて変わってくれる。家を建てれば変わってくれる」と思っている。しかし夫は、そのとおりにするだけで満足すると思ってしまう。
    ●妻にとって最大の不満は「話を聞かない」
    ●女性が結婚後に夫に求めている事は、経済的な安定だけではなく「自分に関心を向け続けているか」と言うこと。
    ●「母親には分かってもらえない」と言うことを受け入れた結果、思春期以降の男の子が母親に求めるのは、生活環境を整えてもらうことだけになります。
    ●夫婦喧嘩は児童虐待
    ●「ありがとう」と「ごめんなさい」を増やす

  • 女性は感情を重視し、男性は結論を重視する結果、いろいろな事が起こります!

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