- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166613038
作品紹介・あらすじ
『週刊文春WOMAN』大反響連載がついに一冊に!
私たちは「普通じゃない家族」の子だった――
「樹木希林の結婚生活は生物学的にはノーマル?」
「知性は母から、情動は父から」
家族に苦しんだ二人が、それでも家庭を築いた理由。
感想・レビュー・書評
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中野信子さんのお話はいつも面白い。
〈知性は母から、情動は父から受け継ぐ〉
〈羽生善治と藤井聡太が目をつぶって話す理由〉
〈脳は環境でモードが変わる〉
など。
でも結局私には樹木希林さんという人がわかりませんでした。
内田裕也さんはわかりやすいと思います。
なんとしても繋がっていたかったのか?
一緒に暮らさなくても。
お金をもらわなくても。
次々他の恋人ができても。
戸籍から離れてしまえば、
本当に全く関わらない人になってしまう。
それが嫌だったのか?
夫婦はこうあるべき
家族はこうあるべき
なんて私には言えませんが。
樹木希林さんの本当の気持ちが知りたいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『なんで家族を続けるの?』
中野信子 内田也哉子
最近一番の悩みは家族関係の事なので、題名に惹かれて読んでみました。
お二人の対談形式で書かれています。誰もお供につけず、本当に2人だけの空間で対談を繰り返したそうです。
内容は、やはり中野信子さんが話し手だと、家族のことから端を発し、結局あまり関係のない脳科学の話になる事が多く、期待していた内容とは違いました。が、それでも面白く最後まで読めました。
樹木希林さんの生き方、本木雅弘さんが想像してた感じの人と違うこと、羽生善治と藤井聡太が目をつぶって話す理由など、印象深かったです。
最もインパクトがあったのは、中野信子さんが作った、幸せのグラフというもの。中野さん曰く、幸せのカタチとは微分なんだそう。微分なんてわからないよ〜と一瞬尻込みしましたが、そのグラフを見て、なるほど〜となりました。私はもれなく、幸せとは感じられない人のグラフでした。
あと、個人的に救われたのが、「メタ認知」(自分の思考や情動を俯瞰の目で眺めることだそうです)に関する脳のDLPFCという領域は、30歳位まで成長が続き、それまでは未完成という事実です。同様に、OFCという「共感の領域」といわれる脳の部分も成長が遅く、この二つの成長が未熟なせいで、子供は、{ゆっくり考える、我慢する、こんなことをしたら嫌だろうなと察する}といったことが困難なんだそうです。私は、子供だからと子供扱いしないという考えで、なんでうちの子はこんなに思いやりに欠けるんだろうと悩み、人としてダメなんだなと諦めていたのが、自分の認識が間違っていたとわかり救われました。子供が30歳になるまでは、未完成であることを許す気持ちが試される試練の時だそうです。今まで、子供にとって鬼のような大人だったんだなと反省しました。
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ふたりともなんとなく好きだから読んでみた
これは脳科学の本だな
ふたりとも頭がいいから
そんな家族でも メンタルに異常をきたさずに
生き延びられたのだろうなぁ
うちの親たちも毒親に入ると思うから
ふたりの語り口に 少し救われた
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日本社会から逸脱してるようでしていない二人の対談。多様性について考えさせられる。
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めちゃくちゃ面白かったです!
普通じゃない家庭で育った方の話と、
脳科学を合わせた対談本。
お二人ともクレバーなので、互いの話が噛み合って飲み込んで消化していく感じ。 -
大好きなお二人の対談。
楽しかったわーー。
じっくりと一語一語しっかりと読ませていただきました。
ご馳走様でした。 -
かなり個性的なお二人なので、書店で見つけた時は、買うのを躊躇しました。
先日、内田也哉子さんの本を読み、これも読んでみたくなり、図書館にリクエスト。
お二人の特殊な家庭環境を振り返り、家族の多様性について書かれた本かな?
内田也哉子さんは、結婚して2か月で、妊娠して、夫の内田裕也さんを追い出した樹木希林さん。しかし、離婚はせずに、長年夫婦として別居婚を続けた。
中野信子さんは、会話のない仲の悪い夫婦に育てられ、なぜ離婚しないか疑問に思っていたと。
お互いの結婚感なども…。
なるほど、そんな考え方もあるのか〜と、思いました。 -
破天荒な父親をもち、これまた普通じゃない家庭生活を続けた母親。内田裕也と樹木希林の娘なんて、辛かっただろうなと想像に固い。アイドルもっくんとの結婚は、さぞかし素晴らしいとおもいきや、普通だなと思う。人間、どんな環境でも、対応するものだと、納得。対談する内田也哉子と中野信子のやりとりが、非常に面白かった。脳科学をもっと知りたいと思った。
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うーん…。
興味深い2人の対談だから、期待して読んだんだけど…、ちょっと表現が専門的過ぎてあまりピンとこなかった…。
でも、時代の変化、社会の変化に沿って、家族のあり方は大きく変容し続けていくもの、また家族のかたちに正解もないなと思った。いろんな家族のかたちがあっていい。 -
世間が“良きもの”として捉えてる家族像は、案外強固なものじゃない。
出産や育児をアウトソースする時代が、もしかしたらすぐそこにくるかもしれない。