花実のない森 (文春文庫 106-12)

著者 : 松本清張

• 文藝春秋 (1975年12月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ooiotyaaさんの感想 · 2018年1月25日]

This was 2nd title of Matsumoto Seityou's novel. It was like his taste. Although this was written 40 years ago, to me, I felt freshness. Because of this time period or his writing taste? I'm not sure

[kei_mさんの感想 · 2011年5月9日]

再読。1963年の作品。
まだまだ華族と平民というくくりで物語が出来る時代だったのだろう。
一青年が、謎の美女を探し求めていくのだが、どこでも氏名や連絡先等個人情報を簡単に教えてもらえる時代でもあったのかと、今では考えられない状況が好ましい。

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」