新装版 日本の黒い霧 (上) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-97)
- 文藝春秋 (2004年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167106973
感想・レビュー・書評
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2010年頃、購入して読了。
自分があまりにも『昭和』を、特にその前半を知らなさすぎて購入。
事件の名称しか知らなくて、その内容を知りたかったはず。
★は当時付けたもの。
何故こんな低評価だったのか、理由は記憶に無い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品は凄いです。
松本の記録的な文章と事件に寄り添うな形で、誰も扉を開こうとしなかった未解決事件を彼なりの視点を通して開く作品です。
オススメです。 -
松本清張さんの事件への取材力が光る。
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日本がGHQ(連合国総司令部)の支配下にあった昭和20年代前半に起きた不可解事件を追及、推理した【松本清張】渾身のドキュメント。共産党、労働組合を巻き込んで、自殺か他殺かの大論争となった下山事件(昭和24年7月)は、事件未解決のまま捜査打ち切りとなった。著者は、GHQの内部抗争により引き起こされた極めて政治的な謀略が事件の背後にあったと推論する。プロレタリア作家・宮本百合子は、下山事件の矛先が「赤狩り(レッドパ-ジ)」の象徴となったことについて『推理小説』で辛辣なる反論を行っている。
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日本ジャーナリスト会議賞
下山国鉄総裁謀殺論◆「もく星」号遭難事件◆二大疑獄事件◆白鳥事件◆ラストヴォロフ事件◆革命を売る男・伊藤律 -
知らない事件ばかり。サスペンス調で思わずぐいとストーリーに引き込まれる。日本を売った男、伊藤律事件の短編で参照されていた尾崎秀樹の「生きているユダ」をたどって読んでみたが、事件の真相は当事者の証言をもってしても判然としない。別々の証言をする人たちが居る、という事を胸に留める。
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日本の黒い霧 (下)
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元々は週刊誌に連載されていた物らしい。
が故に当時としては有名な既知の事実に対しての詳細な説明は省かれている。
そこが読みづらいのが難点。 -
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若い頃に読んだ本をまた買って読み直しました。力作ですね。