- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167142452
作品紹介・あらすじ
女はいきなり甚助へつかみかかり「何をしやがる」立ちあがった甚助に突き飛ばされると、「か、敵討ちの約束がまもれぬなら、わたした金を返せ、返せえ!」白眼をつりあげて叫んだ-。逃げ廻る甚助に旧知の平蔵は助太刀をするが、事は意外な方向に展開して行く。女心の奇妙さに、さすがの鬼平も苦笑い。花も実もある鬼平の魅力。
感想・レビュー・書評
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2022.2.1 読了
今回も面白かった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寺尾の治兵衛に小兵衛が名前だけでも出て来て嬉しかったです!
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寺尾の治兵衛の段において、剣客商売の秋山小兵衛の名前が!!!長谷川平蔵と関わりがあったことが伺われ、池波小説のファンの心をこれでもかとくすぐる池波氏のファンサービスが嬉しい。
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鬼平は本当に安心して読める。
一時期、平蔵も年か…と心配したが、このところ刀も冴えて活躍。
この巻は密偵たちの悲喜こもごもがいい味を出しています。 -
おもしろい。
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敵討ちを女から責められて果たせない剣客の後押しをしてやる平蔵はなかなか人情に溢れている。ま,こういう話も偶には良い。