写真とエッセイで綴る姉の素顔 向田邦子の青春 (文春文庫 む 9-2)
- 文藝春秋 (2002年8月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167156060
感想・レビュー・書評
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写真がとても素敵です。
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掲載されているいくつもの写真があんまりにも美しいので思わず買ってしまった1冊。
向田邦子の本はそんなにたくさん読んでいるわけではないのだけれど、妹さんの書いたこの本はとてもすてきなエピソードが満載でよかったです。仕事をしながらでも、妹2人の洋服を、一晩の徹夜で作り上げてしまったり(それも日常的に何度も!)、心底すごいなあと思いました。 -
なんてことはない本です。
向田邦子ファンでなかったら、単なる良いお姉さまの思い出話でしかないかも。
ただ、写真がすごく良いです。
映画好きだったから、(戦後が青春だった世代ですので)同時代の女性に比べて洋装の着こなしに詳しくて、しかもポーズを一々決めていた。
(いま言うところの意味でスナップ的な写真はほぼない)
着道楽で、人一倍洋服にはお金をかけていたとか。
(布地を買ってきて自分で作っていた、というくらいですから、形は本当にスタンダード。)
目パッチリの鼻筋の通った美人というのではない顔立ちが、すごく素敵に見えます。 -
美人だよね。
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08年5月読む
感激
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素顔をかいまみても、やっぱり美しい
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何て意志の強い人だろう。こんな出来た人間が居るんだなぁ…と。良く気が付くし、思いやりも、優しさも、強さも…何もかもが備わった人だったんだなと。けれどやはり完璧という訳ではなくて、抜けてるところもあれば、余計な一言をポロッとこぼしてしまううっかりした部分もあったようだ。邦子さんの視点で語られた戦時中のエピソードで、疎開先から帰省した末娘の和子さんを、普段は気難しく頑固者の父親が裸足で外に走り出て、男泣きをしながら抱き締めた…という話には思わず目頭が熱くなった。
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向田邦子さんは高校生〜大学生のころによくよんだのですが、こんなにも美しくて賢いひとだったのですね。
もう一度、向田作品を読み返したくなりました。 -
向田邦子の作品はちゃんと見たことないのだけど、気になっていたので図書館でこれを偶然見つけて読んでみた。
まず彼女の写真に吸い込まれてしまった。どの写真も女優みたいに凛としていて、オーラが出ている。そして時代を感じさせないほど垢抜けている。聡明な人というのは違うのだなぁ。憧れずにはいられない彼女の魅力がいっぱいです。