旅行鞄のなか (文春文庫 よ 1-24)

著者 : 吉村昭

• 文藝春秋 (1992年8月10日発売)

感想・レビュー・書評

[kojiokawaraさんの感想 · 2020年11月30日]

・11/30 読了．この人のように国内を旅するのは仕事とはいえ羨ましい．自分も仕事で国内いろんなところに出張に行っていたから楽しさがよくわかる．日本ほどその土地その土地で見どころや印象、名物が多種多様な国はないんじゃないかと今では思ってる．

[koochannさんの感想 · 2013年8月25日]

小説を書いた背景・苦労談、その他のエッセー集。長英逃亡の道を訪ねていく旅は面白いです。そして著作に逃亡に関するテーマが多くなった自己深層心理分析。吉村氏が芥川賞を取った頃、前後の思い出に面白いものが多くあります。

著者プロフィール

一九二七（昭和二）年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六（平成一八）年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」