- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167174194
作品紹介・あらすじ
悪性の脳腫瘍で死を宣告された男の意識が、突然200年後にタイムスリップする。そこは黄魔という死亡率87%のウイルスが猛威を振るう、外に出ることは死を意味する世界。人類は「塔」の中で完全な階級社会を形成して暮らしていた。その絶望的な世界に希望を見出すため、男は闘いを決意する!長編SFファンタジー。
感想・レビュー・書評
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コロナに似たウイルス系のSF。
設定も面白く、一気に読み進められた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今現在流行してる
コロナが「黄魔」に
思え、思いながら
読み終えました…
青の塔の設定は
中々面白かった。
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塔の設定が面白かった。
主人公の心情に重きを置いていたからか、社会の奥行きや作り込みをあまり体感できなくてちょっと残念。 -
悪性の脳腫瘍で死が迫っている男が、突然200年後に飛ばされる。そこにはウイルスが蔓延してて、タワーの中でないと生きられない。絶望的な格差社会の中で立ち上がり、戦いに挑む。SFファンタジー感が満載でした。コロナ禍の今、どの時代でもウイルス
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石田衣良にしては珍しいSF作品にぐっと引き込まれた。ウィルスによるパンデミックをテーマにしているが、まさかコロナ禍に重なる部分が多いなぁ。
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脳腫瘍で余命数か月と言われた男が、
数百年後の世界に精神だけタイムスリップする。
そこは進化したインフルエンザウイルスが人々を脅かす世界が広がっていた。
ウイルスを閉ざした青い塔の中には階層化された社会が存在。
そこから排他的差別を受ける地の民のなかでは、
いつかウイルスから人々を救う救世主が現れるという伝説があった。
SF小説としてすごく面白かったです。
ただ、もっと長編にして細部まで細かく書いてほしかった…。
後半部分が駆け足気味で少し残念。
近未来の話はあまり手に取らないけど、一気に読んでしまいました☆