明るいクヨクヨ教 (文春文庫 し 6-53)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167177539

感想・レビュー・書評

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  • 今回の明るいボヤキテーマの最高峰はサッカーだろう。足蹴にし、頭突きをかまし、手ではさわってやらないボールのあわれ。ラグビーのボールは、敵と奪い合って大切に自分ちへ持ち帰ろうとする。対してサッカーのボールは、自分の陣地には入れさせまいとキーパーなる警備員を置き、こんなもの相手の陣地に蹴り込んでおけというまるで疫病神扱い。ホントだ。

  • 読書録「明るいクヨクヨ教」3

    著者 東海林さだお
    出版 文藝春秋

    p45より引用
    “ぼくはさつま揚げを見ると、どうしてもかじらずにはいられな
    くなる。
     タイソンとホリフィールドの耳の関係に似ているかもしれない。


     エッセイストで漫画家である著者による、食べ物やスポーツな
    ど極めて身近な話題を扱ったエッセイ集。
     魚河岸見学からフタを叱る話まで、対談を間に挟んで書かれて
    います。

     上記の引用は、さつま揚げを食べに行く旅行の回での一文。
    今となっては懐かしい話ですが、当時は衝撃的な出来事でした。
    比類なき強さを誇った世界チャンピオンの、戦い方などの変化に、
    それほどファンでもなかった私でも寂しく思ったものです。
     あらゆる事物を面白く描き出せる著者は素晴らしいと思います。

    ーーーーー

  • 冬季オリンピック大批判のジャンプ競技が、”しゃがんで伸び上がった”だけだとの批判。ナガノのジャンプはTVでしっかり見て、大会後は小野学コーチの本とNumberまで買いそろえて読んだので、しゃがんで伸び上がっただけの競技に熱狂していたのかーと思うとなんだか恥ずかしいです。

  • 旅のお供にショージさん。寅さん的旅館泊まってみたいかも

  • 「ふたを叱る」が良かったなぁ。柔らか頭になれていいです!あと、でっかいスイカを食べるエッセイ。サイコーにいいです。笑えます。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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