なんで英語やるの (文春文庫 な 3-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167195014

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ的文体と日本的文体の差をよく理解させる本である。
    個人主義が発達している国であることをつくづく痛感させられた。
    子供に対する教育の考え方はおもしろい。
    現在の主婦が読むべきものだろう。

    記:1978年9月1日

  • 古い本だけれど、内容には同意できるところが多い。近年の日本の英語教育をめぐる現状は彼女の訴えとは真逆の状況にあると思うけれど。

  • 2015/09/20 読了

  • なんとなく英語をまなびたくなった時はこの本のタイトルを思い出し、目的を自問する

  • 時代は変わっても、教育に関する問題は変わっていないような気にさせられる。

  • 最初に書かれていた、海外での英語の発音授業の先生が良かった。

  • 海外で育ち、帰国後、子供相手に独自の実験的な英語教育を始めた著者の学校英語教育への疑問。大谷壮一賞受賞。

  • 英語教育論はともかく、教育観や子ども観、一般化していえば人間観に、カチンとくるところが多かった。
    自分の理解を越えている子どもや人を「こころの病気」扱いするところとか。
    良くも悪くも悪くも悪くも、専門的に学んでいないせいで「教育」をめぐるいろんなことが相対化できていない印象。

  • 日本人の呼吸と発音
    コミュニケーションするために
    根本的に人間は言葉を喋る。

  • 私が産まれた1980年。この本の第一版が1978年。中津燎子。今、日本では児童英語が盛んであるが、著者の経験を踏まえて児童英語に警戒するよう訴えた一冊。現在は絶版になっている一冊。読む価値あり。日本風英語って危険だ。。。

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著者プロフィール

1925年、福岡市生まれ。
3歳の時(1928年)に、ロシア語通訳であった父の仕事の関係で旧ソ連のウラジオストクに渡る。日ソ関係の悪化により12歳時(1937年)に帰国。戦後、福岡の国連軍にて電話交換手として勤務する。

30歳(1956年)で留学の機会を得て渡米。
在米中に結婚し、39歳の時(1965年)に一家で帰国し、夫の勤務地であった岩手県盛岡市に住む。
その後、家事の傍ら英語塾を開く。
その体験記が本著「なんで英語やるの?」である。
本著は1974年度大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

未来塾主宰(1982~1998年)、未来塾顧問(1999~2011年)。
主な著書として「未来塾って、何?」「風のシカゴ」「英語と運命」「声を限りに蝉が哭く」等。
2011年6月、85歳にて逝去。

「2017年 『中津燎子全集1 なんで英語やるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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