京都・金沢殺人事件 (文春文庫 や 2-20)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167246204

作品紹介・あらすじ

雑誌記者の中山由加子は大学時代に親友の松原美加子に恋人の桐村を奪われ、その数カ月後、桐村は不慮の事故死を遂げた。果たして事故は偶然だったのか。美知子への疑脇が渦巻くなか事件の鍵を握る野上が金沢で失踪、嵯峨野の竹林で遺体で発見された。二つの古都を舞台に愛と殺意が交錯する傑作長篇ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 昔、彼氏が死んでしまった。
    その死について、何か知っていそうな友人が殺された。

    手掛かりを見つければ、糸が切れ
    また見つけたと思ったら…。
    こちらが悩みそうな状態も登場して
    一体誰が犯人なのか、というよりも
    どうしてそうなる?! という状態。
    推理せずに読み進めるのが一番です…w

    しかし何だかこう…取ってつけたというか
    うっすら恋愛色も。
    最後の方になってきたら、〆るにはいいか? と
    思う程度です。
    そして狩谷警部、情報流しすぎ…w

  • 山村美紗の願望を描いたような作品。

    自分だけは3人の男性に慕われて、いい子でいると言う。

    犯人は,そうだろうなという人だったが,原因が公害という,社会的な話題。

    金沢よりも京都の話題が多いのが残念。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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