新装版 マリオネットの罠 (文春文庫) (文春文庫 あ 1-27)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2606
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167262273

作品紹介・あらすじ

"私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。その通りかもしれない"…森の館に幽閉された美少女と、大都会の空白に起こる連続殺人事件の関係は?錯綜する人間の欲望と、息もつかせぬストーリー展開で、日本ミステリ史上に燦然と輝く赤川次郎の処女長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて赤川次郎先生の作品を手に取りました。
    長篇処女作とのことで評価も高く期待して読み進めました。
    まさかあなたがマリオネット操者なのかと驚かされると共に、切なくも素晴らしい作品でしたね。

  • 赤川次郎さんの本を恐らく20年ぶりくらいに読んだが、以前の印象よりずっと良かった。と思ったら、あまり軽いところのない読みやすい本だったみたい。話としても面白かった。かなり詰込みではあり、凄い数の人が出てくるしころされるし、最後の数ページでそこまで語る!?という感じ。あとがきを読んで、最初の長編だったことを知って気合が入っていたんだろうと納得した。今や著書は650冊を超えるらしい。凄すぎる!

  • ページをめくる手が止まらなかったです。
    建物や登場人物がリアルに想像できて
    怖かったけどスリル満点でした〜。
    最後まで、まさかの展開にびっくり。
    面白かったです。

  • 装画:古屋亜見子さん
    装丁:斎藤深雪さん

  • もうひと捻り欲しいところ
    24/2/11

  • 一見なんのつながりもない連続殺人。
    最後の最後で真相分かって驚いた。

    結婚式に警官が呼ばれて挨拶までするなんて実際にあるのかな…

  • 元祖!どんでん返しと謳うだけあり、正しくその通りでした。1977年の作品らしいんですが、すごく読みやすくサクサクすすむ
    今風のどんでん返しというよりかは、
    2時間サスペンスの様な、金田一少年の事件簿の様な、古畑任三郎の様な
    そんな感じです!良い!

  • 順当すぎて不安になりながら読み進めたが、しっかり驚かせてくれた。
    全く示されていない背景を最後にガッツリ盛り込まれ、多少無理矢理な感じがした。

  • 1977年の作品。
    とんでも展開だが勿体ぶらない展開の早さが良かった。
    全部で5章あるが、どの章も見どころがあって飽きずに楽しめた。
    当たり前の様にワンナイトをスルーするのも伏線だったり、いかにもやらかしそうな寝ぼけボーイが事態を暗転させると思いきや好転させたり。
    フィクションもフィクションだが、これが私のイメージする小説という感じだった。
    赤川次郎は学生時代に一冊だけ読んでいて、覚えているのは小説を一冊読み切った達成感だけで内容は何も覚えてない。タイトルさえも。

    新しい登場人物が出てきたと思ったら殺され、また次も殺され、いちいち驚いて読んだが、読み終わった後にあらすじを見ると「連続殺人事件」と書いてあり、やっぱり先にあらすじを見なくて良かったと思うし、あらすじ不審になってる。
    が、見るか見ないかは自分で決められるので特に問題は、無かった。
    ちなみにこの小説のあらすじはネタバレなんかしていなくて、相当何も書いてない。

  • 古典的な設定。最後も懐かしい感じ。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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